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2006/06/05

2度目の歌会

昨日はある短歌結社の歌会にお邪魔してきました。前回もその結社さんの歌会にお邪魔まして、私にとっては2度目の歌会になります。
前回はおっかなびっくり、いや、結構デカイ面していたかもしれませんが。
今回は勝手も少し解ってきました。

そこで行われる歌会の方式についてもういちど。
まず短歌を一首、事前に投稿します。
で、その短歌を、作者名を伏せた状態でプリントした物が当日配られます。
参加者が短歌全部をざっと読み上げて。それからいいと思った短歌5首を選んで、記名式で投票します。

そのあと、講評に入ります。講評といっても誰か偉い先生が…というのではなく、歌会参加者全員でわいわいとやります。
まず、司会者から指名されたひとりがその短歌を読み上げ、それについての解釈と感想を述べます、それからみんなでわいわいと講評しあうというスタイルです。
それが楽しいです。あーでもない、こーでもないとやるのが楽しいです。ま、逆に参加者がいい“場”を作ろうという自覚を持ってないと一気に会の雰囲気がぶち壊しになってしまう危険性がありますね。馴れ合いでもいけないと思うし。

その結社の主宰の方は、“アララギ派の生き残り”の老婦人でいらっしゃいます。その方の采配がほんと上手です。基本的に手綱のゆるい方で、参加者にワイワイガヤガヤやらせてますし。時には突き放し、時にはすねて見せたりして、本当にうまい方だと思います。
しかし、アララギ派なんて教科書以外じゃ知らないんですけど(滝汗)

そして、全短歌の講評が終わった後、作者名を記したプリントが配られ。投票結果の発表があります。そして作者が明らかになってから、改めて作者にその短歌についての質問があったりします。

いや、面白いです。知的ゲームという気がします。

課題として。

出てきた短歌に花の名前がいくつか出てきたんですが。植物や鳥や虫の名前、ほとんど知りません。う~ん、これをどうするか。植物図鑑買うとか、植物園に行くとかするべきなんでしょうか。でも、付け焼刃だとしょうがない感じもしますし、なんていうのかなぁ、消極的に身につけた知識が役に立つかどうか。もっと短歌に親しんで「見に行きたい、知りたい」という状況になってから手を出すべきかも知れない。水族館は好きで、ちょくちょく見に行きますから、植物園とかもそのうち見に行くようになるかなぁ。

しかし、逆に、「そういうの知らない。それが私の“今”生きている世界なんだから。」とケツを捲って、作歌はやっていくのもひとつのスタンスだと思いますが。でも、出された短歌を解釈する時がきついですね。植物図鑑でも持ち込もうかしらん。いや、ネットに繋がるノートパソコンがほんとは欲しいです。辞書系ソフトもたんとインストールしてね。しかし、ノートパソコンなんて夢のまた夢だし。

あとそれと、絶対的に短歌の知識が無いですね。あとから飲み会もあったのだけど、出てくる歌人の名前、ほとんど判りませんでした。いや、私が積極的に読んだ事のある短歌は寺山修司くらいなんで…。この前は福島泰樹さんの短歌絶叫ライブも行きましたが。

それと字余り、字足らずの事。
前回の歌会では五七五七七のひとつが丸々抜けた短歌というのがありましたし、今回も字余り字足らずありまくりのかなり崩した短歌がありました。
んで、私は、不自然と思いつつも五七五七七にはめ込むために変な言葉づかいになった部分があって、「そういう時は字余りしてもいいんだよ」と言われました。
しかし、字余り字足らずはやっぱりなんか“一線を超えてしまう”気がして。初心者が使ってはいけない気がして。ううむ…。

そういえば、昔、『鷲』(日本冒険小説協会会報)に「冒険小説短歌」というのを書いた事があります。そっち方面またやってみようかなぁ。

で、今回の歌会で私が作った短歌。
「夜行する眼下拡がる星の海いとなみ照らしつよくかがやく」
辞めてしまった方の大学のある所と実家、よく夜行バスで往復していました。
その夜行バスの通る自動車専用道路は山の中腹にあって。眼下に夜景が広がっていました。
私はネオンサインとかのカラフルな盛り場の夜景より、家々から漏れ出る明り、家並みを照らす明りが作る夜景の方が好きです。その、家並みの明りが星の海のようで、好きです。
そのバスに乗っている時はたいてい、うまくいかない大学生活、鬱々としていて。でも、その明りを見ていると、その鬱々した気分をちょっとだけ忘れる事ができました。
そういう短歌でありました。

ちょっとかっこつけようと思って“夜行する”でしたが、具体的に“夜行バス”と書いたほうがいいんじゃないかというご指摘がありました。前回もそうでしたが、ほんと、ちょっとかっこつけようとした部分をたちどころに見抜かれます。怖いです。

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