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2006/05/08

イメージフォーラムフェスティバル~4~

5月6日、イメージフォーラムフェスティバルD、E、Fプログラムを観ました。全プログラムに本作品です。Fプログラムはかわなかのぶひろ先生の「作られつつある映画」80分1本でした。
おまちかねであります。

SPICA(白川幸司・Dプログラム)。白川幸司さんに対してはアンビバレントな感情を持っています。

自分が受け入れられない鬱屈。そのルサンチマンを作品にして、作品にぶつけて。その作品がヒットして、受け入れられて。受け入れられないルサンチマンは解消したけど、でも、そのルサンチマンゆえの作品だった場合、そのルサンチマンが解消されればその作品の原動力が失われるわけで。その、ディレンマ、どう処理したらいいのでしょうか。

「SPICA」。劇映画仕立て。臓器移植によってしか助からない難病を抱えた子供、移植者リストの上の方の子供を殺す事によって、自分の子供が手術を受ける順番を早めようとする母親。「生命は不平等だ」という母親の呪詛。「僕を殺さないで」というその母親の子供の被害者意識。

ボクデスの「ショート・ビデオパフォーマンスですよ!」(Dプログラム・小浜正寛)。これはとても面白かったです。映像と小浜さんの掛け合いなのだけど。手にしたかばんくらいのスクリーンに映像を映したり、頭から上をスクリーンに仕立てたり。
そういえば、どらビデオさんもいつかイメージフォーラムでやらないかなぁ。

べっぷ・たまがわ(内村茂太・Eプログラム)。今年、イメージフォーラムフェスティバルに寺山修司賞というのが設立されて、本作がその受賞作でした。内村茂太さんの作品は以前、シネヴィスの上映会で拝見したような記憶がありますが。私小説映画と呼べばいいのかなぁ。内村さんの語り、飄々としているような、人を食ったような、自虐しているような、韜晦しているような、そんな語り口であります。

Different Cities(五島一浩・Eプログラム)。CGアニメーション、「FADE into WHITE」シリーズが印象的だった五島さんの実写作品です。物語が始まる前の物語。ふとした時空の歪みにはまり込んでしまった人たちのお話。「FADE into WHITE」シリーズのようなソリッドを感じさせる画づくりは実写でも健在でした。

そして、待ってましたのFプログラム。かわなかのぶひろ先生の「つくられつつある映画」。
去年、六本木のクラブで行われた「つくられつつある映画」のライブパフォーマンスを拝見しました。今回、それを受けての映像作品。

去年の胃癌の手術。新宿、ある事情があって関西から新宿へ。新聞の求人欄で見つけた牛乳配達の仕事。スチルカメラを手に入れて。そのころの回顧。
そして、新宿ゴールデン街。かわなか先生ご贔屓のお店めぐり。いや、ほんとゴールデン街ガイドとしても使えます。
そして、去年のライブイベント「つくられつつある映画」のシーンの抜粋。

上映後、かわなか先生ビックリハウスアゲインの皆さんとさくら水産へ。ビールをがぶ飲み。
皆さんで見られて、とても嬉しかったです。
あたしは何もしてないのですがね。

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