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2006/05/13

日本橋演芸大賞

昨日は三越前のお江戸日本橋亭へ。
三遊亭あし歌さんご出演の日本橋演芸大賞。第14回とか。
今回はお金にかかわる落語、という趣向だそうです。

ご出演は
三遊亭神楽(円楽一門会)さん、
三遊亭あし歌(落語協会)さん、
立川志らら(落語立川流)さん、
瀧川鯉之助(落語芸術協会)さん、
でした。

言われて気がついたのですが、皆さん所属する落語団体が違います。
落語団体の事、落語ファンには常識なのでしょうが、わたしはよく分からないのだけど。

三遊亭神楽さん。予定とは違う落語みたい。題名は判らないのですが。男二人が口癖になっている言葉を言うと1円の罰金という賭けをするというお話です。片方の男、形勢不利でご隠居さんに知恵を出してもらったりするのですが。
ラスト近く、2円出すというくだりがお話としてよくできてます。お互いトントンで恨みっこなしというやりかたであり、相手の失敗を誘う呼び水であり、相手がそれに乗ってくる、こっちが勝つという自信であり。金では引き分けだけど、勝ちは圧倒的ですな。

三遊亭あし歌さん。『大工調べ』。あし歌さんの大工調べは3度目になるかなぁ。大工の棟梁が大掛かりな現場があるというので久しぶりに与太郎大工を誘いに来る。しかし、与太郎、溜めた家賃のカタに大家さんに大工道具を取られてしまってると。で、まぁ、いろいろあって、棟梁と大家さんの大喧嘩になってしまう、というお話。
あし歌さんの与太郎ぶり、けんかになった棟梁のべらんめえ口調。良いです。あのくらい立て板に水でべらんめえできると喧嘩になったとき楽しいのにと思います。いやいや、口が動かずに思わず手が出るという局面もありましょう。

で、奉行所に訴え出るというところでおしまい。う~ん、そろそろ後編が聴きたいぞ、と。

お中入りをはさんで。

立川志ららさんの『壺算』。スタートダッシュ・ハイテンション系が芸風とか。
いったん買った壺を返品したりして、勘定をごまかすお話。実際に詐欺に使われたりする事もある方法だそうですが。
あし歌さんご出演の落語会で『壺算』を聴いたのは2回目になるかなぁ。前回は聴いてるこっちまで店員さんと一緒に、丸め込まれそうでしたが、今回そっちはちょっと弱め。となると逆に客がいつとっちめられるかとハラハラ。ほんと、趣向をどう持ってくるかによっていろいろな演じ方が出来るのでしょうね。落語、いや、お芝居一般ってのはそうかなぁと思います。

そしてトリが瀧川鯉之助さんの『井戸の茶碗』。クズ屋さんと、浪人さんと、武士。まっつぐな人たちの、気持ちが良いお話でした。ほんとトリにふさわしいお話でした。瀧川鯉之助さんにふさわしい、その語感にもふさわしい感じのお話です。

ほんと最近は政治家だの役人だの企業トップ、そして一般庶民にもさもしい考えが蔓延していて。あたし自身もそういう考えに染まっているのでしょうが。そこにこういうお話はいいです。そして、お金に関わる落語、という今回の落語会の〆にもいい感じです。

というわけで久しぶりにあし歌さんたちの落語を愉しみました。

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