ヨコハマメリー
昨日、やっとこさ「ヨコハマメリー」を観に行きました。テアトル新宿のレイトショーです。
ヨコハマメリーの公式サイトはこちら。パンフレットの表紙にもなってますが、メリーさんのイラストは宇野亞喜良さんですね。
観に行ったきっかけは、白尾一博さんがプロデューサーだという事。白尾一博さん、今年のイメージフォーラムフェスティバルで公開された かわなかのぶひろ先生の「つくられつつある映画」で重要なスタッフとして動かれた方です。また、映像作家さんでもいらして、イメージフォーラムシネマティークで白尾さんの作品を拝見した事があります。
失礼ですが、白尾さんの作品を拝見中にうとうとしてしまったのですが。その、寝入りばなの頭の中で、曖昧なイメージが飛び交っている状態に、白尾さんの映像ががーんと飛び込んできました。脳内映像に外部の白尾さんの、あの、とろけたような映像が混ざり合って、まさに衝撃的な体験でした。
で、「つくられつつある映画」上映後の打ち上げで白尾さんにお会いして、ヨコハマメリーのチラシを頂きました。お話を伺うと、もう作品はこしらえていらっしゃらないようで、残念です。
閑話休題。
「白いメリーさん」の都市伝説はちょくちょく読んだ事があります。ホラーっぽい話仕立てのが多かったような。中島らもさんの作品にも「白いメリーさん」というのがあったと記憶しています。小説かエッセイかも憶えていないのだけど。顔も白塗り、服も白いドレス、全身白ずくめの老婆、ですね。
いや、実は、私もアパートの近所でそういう白塗りに白いドレスのお婆さんを見かけた事があります。もちろんメリーさんじゃないでしょうが。「色の白いは七難隠す」、あるいは鈴木その子の例もありますし、“白い”事は女性にとって強迫的になる場合があるのでしょうか。
ええぃ、閑話休題。
つまり、その、「白いメリーさん」はまったくの架空の人物ではなかった、実在のモデルさんがいた。その、老娼婦・ヨコハマメリーに関するドキュメンタリーであります、本作は。
(以下ネタばれゾーンにつき)
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