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2006/05/10

.hack//Roots

今期始まったアニメ、録画中なの、まだぜんぶチェックしきれていません。
とりあえず.hack//Rootsというアニメの1話目をチェック。
アニメの公式サイトはここ

.hackの作品世界はメディアミックスで展開しているようで、.hackシリーズ自体の総合サイトはこちらであります。TVアニメ、OVAアニメ、ゲーム、ノヴェルなどと展開しているようです。“The World”というオンラインゲームの世界を舞台にした作品群らしいのですが。

本作はネットゲームの世界が舞台、その背後のプレイヤーはかすかにその存在が示されるだけ。ただ、ゲーム的な“お約束”は世界観に組み込まれています。
こういう趣向の作品は篠房六郎さんの『空談師』(私が読んだのは短編verの方だけですが)を読んだ事がありますが。はたしてそういったゲーム世界内の物語が物語として成立するのかしらんと思う部分もあります。

たとえ、どんなにむちゃくちゃな設定のファンタジー物語でも、その物語世界はその物語内においては“現実”であります。その世界においては“現実”の登場人物たちがストーリィを担っているわけです。しかし、本作とか『空談師』においては、その登場人物は“物語”にとっては、“物語”にとっても、架空のゲームキャラに過ぎません。そういったキャラに思い入れができるのでしょうか。

例えば、、夢オチとか、もっと前衛的な作品だと「実は自分たちは小説の登場人物だった」とかいうメタなオチとか。物語の登場人物が物語にとっても架空の存在だったとなれば、物語の受け手にショックを与えたり、ひんしゅくをかわせたりするでしょう。じっさい、夢オチとかは、一部の抜きん出た作品を除いて、基本的に禁じ手であります。

いやしかし、そういった物語に思い入れができるくらい、いまやゲームの“仮想現実”と我々が暮らす“現実”とがボーダレスになりつつあるのかなぁ。

寺山修司は“市街劇”というのを打ち出してきて。つまり、仮想現実として劇場に封じ込められていたお芝居を市街に解き放って、現実と仮想現実の混交を図ろうとした試みと理解しています。あのころはコンピューターRPG、ネットRPGなんてものはありませんでしたが、そういう意味で、もし寺山修司が今に生きていたら、ネットゲームに興味を示したんじゃないかと思います。ネットゲームの世界で生きることと、現実世界で生きること、それは等価であるとか言い出したかもしれないかもと思います。私はそう理解しているのですが。

また、だから、私はネットゲームにはまったのではないかと思うのですが。

私は数年前までウルティマオンラインというネットゲームにはまっていました。2~3年遊んだと思います。はまりすぎて、ちょっとやばいなと思って、後ろ髪が引かれて抜けるくらいの思いをしましたが、引退しました。
ネットゲームは中毒性が高くて。はまりきって現実生活がおろそかになる、現実世界よりもゲーム内での生活の方を大事にするレベルに達した人は“廃人”と呼ばれるそうですが。でも、それもありかもとも ちょっと思ったりします。一応死ぬまでゲームサービスが提供される確証があって、もっとリアリティもアップして、あと、一応ゲーム代と最低限の衣食住が手 に入るくらいの稼ぎを得るような手はずが整ったら、それもいいかもしれないと思ってます。もちろん、ゲーム世界に生きると決めたら、現実世界に対する色 気、例えば彼女を作るとか、出世するとか、は、いっさい捨てる覚悟がいると思いますが。

しかし、ま、ゲーム世界がリアルになればリアルになるほど、結局は現実世界と一緒になるかなぁとも思います。駄目な奴はどこ行っても駄目。でも、やり直しのきくゲーム内人生っていう部分はアドバンテージかな。

という訳で.hackという物語世界に興味を持っていました。ただ、私は家庭用ゲーム機は持ってないし、レンタルビデオ店からも足は遠のいていますし。今回の地上波放送でやっとこの作品世界に触れる事ができた次第。

物語は冒頭、初心者プレイヤーである主人公?が、PKにやられるところから始まります。PK、Player Killerです。プレイヤーを殺すプレイヤー。ネットゲームでは不可能にされてる場合も多いのですが。ウルティマオンラインは初期にはどこでもPKは可能で、私が遊んでいたころは、PKできる世界とPKできない世界に別れていました。
いちどだけPKされた記憶がありますが、ほんとドキドキでした。

で、主人公がPKされたところを蘇生してくれたキャラクターがいて、どうも彼は何かを企んでいて、主人公を仲間に引き込もうとしているみたい。そういうお話でした。
どう話は進展していくのかなぁ。例えば、そのゲーム世界を踏み台にして、どこかの大企業のサーバをクラッキングする、みたいな話は嫌だなぁとか思ったりします。ゲーム世界で完結して欲しいなとか思ったり。つまり、“現実”に色気を出すような話にはなって欲しくないなぁとちらっと思ったり。

視聴継続はどうしようか迷ったんですが。
名塚佳織さんという声優さんが声を当てていらっしゃる、志乃というキャラが可愛いです。志乃はどうもその、何かやらかそうとしているキャラの側近みたい。ショートカットの、すらっとした可愛いタイプ、優しげな笑顔が似合うタイプ。そんな感じで名塚さんの声にあってます。いや、エウレカセブンというアニメで、名塚さんが声を当てていらしたヒロインのエウレカが可愛かったのですが、志乃もどことなくエウレカと似たような雰囲気です。
で、視聴継続決定。DVDに焼くことにしました。
あ、あと、エンディングは「ローゼンメイデン」のテーマ曲も手がけたロリィタバンド、アリ・プロジェクトさんですし。

まぁ問題はいつ観るか、ですが…。

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