« ボーダレスイベント | トップページ | 劣化 »

2006/04/25

観られなかったお芝居

昨日はある方のお芝居に行こうと思いました。予約してなかったんだけど。

はたち過ぎくらいの方で、いろいろなさっている方です。
なんて言うのかなぁ、アングラだけどエンターティメント志向の方で、お客さんに楽しんでもらおうというところが好きで、応援しています。
そのくらいの年齢の方だと、難解を弄ぶような人が多くて。???な物を見せられた挙句、「解る方だけお解りになればいいのです。」などとなって。どうもそういうのは苦手です。

そういう考えを持つようになったのは、帯谷有理さんの映像作品を拝見したのがきっかけ。
私は実験映画、映像作品を良く見ていますが。エンターティメント志向とは違う方向性を持っている作品が多いです。
でも、帯谷さんの作品は、実験映画でありながら、エンターティメント性、つまり、お客さんに楽しんでもらおうという部分があって。「こういうやり方もあるのだなぁ」と思いました。

私は、表現物においては、「間口が広く、奥行きも深い」というのが理想形であると思っています。一見して楽しめて、しかし、深いところもあるのだなと唸らせる、そういう作品が理想形であると思っています。

間口が狭くて、奥行きがあるのなら、“通向け”の作品としてはいいと思いますが。間口を狭めて、奥行きがあるように見せかける作品はちょっとと思います。しかし、残念ながら、えてしてそういう作品もあって。いや、私の凡庸かつ低俗な知性と感性がその奥行きを読み取れないだけなんでしょうが。

いや、閑話休題。

そのお芝居、なんか超満員でスタッフの方も客入れに四苦八苦されているようなので、あたしは遠慮して、お芝居を観ずに帰りました。きちんと予約をしてない方が悪いんだし。

まぁほんとうにアングラ体型ではないですから、私。
唐組とかのテント芝居とかも行った事があるんですが。しかし、直座りのスシ詰め状態だと、開演早々足がしびれてきて、もぞもぞして、周りに迷惑かかるし、最終的には下半身全体に痺れが回って、お芝居どころじゃなくなります。タイニィ・アリスで観た「大山デブコの犯罪」もきつかったです。デブのお芝居なのにデブにはきついお芝居でした。

まぁ、それもあって、そういうすし詰め状態だとお芝居どころじゃなくなると思って今回も遠慮しました。

その方、動員が結構よい印象があります。伸びてきているんだなぁと思います。だから、すし詰め状態の入りなのは嬉しいです。私が入れないくらいお客さんが来るのは嬉しいと思っています。今回も満員で入れないだろうなぁという予測もある程度ついていましたし。

しかし、なぁ…。
すし詰め状態のこの期に及んで、後から来た女性のお客さんが「友達が先に入っているので一緒に座りたい」なんてスタッフに言ってるのを聞いて、脇で聞いていた客の私も頭を抱えました。
まぁ、お客さんあってのなりわいである以上、仕方ないのでしょうが。あたしだったらブチ切れてるけど、それにも対応していらっしゃるみたいで。そういった事も含めてのサービス精神が、その人を尊敬している理由でもある訳なんですが。

お芝居をやっていく、劇団をやっていくというのはどういう感じなのかは解りませんが。
動員が増えてきて、今回みたいなアトリエ公演が難しくなってきて。で、大き目の会場を借りないといけないとなると大変になるだろうなぁと思います。会場費だけで大変だろうと思いますし。赤字のリスクも大きくなるだろうし。これからどうされるのでしょうか。門外漢が詮索するべき事ではないと弁えますが。

で、まぁ、残念だったけど、いい気分で駅へ。

|

« ボーダレスイベント | トップページ | 劣化 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/92510/9757986

この記事へのトラックバック一覧です: 観られなかったお芝居:

« ボーダレスイベント | トップページ | 劣化 »