オウムの寿命
先日、髪を切りに床屋さんへ行きました。
その床屋さん、大きなオウムを飼っていたのですが。床屋の大将と髪を切ってもらいながらつらつら話したところによると、もう40歳くらいになるとか。鳥の寿命って大体、数年~十数年くらいと思っていました。ちょっとびっくりです。
40歳くらいとすると、大阪万博とかアポロ11号の月着陸あたりかもっと前に生まれたんですよねぇ。高度経済成長、ドルショック、オイルショック、公害ブーム、“大予言”ブーム、バブル景気、バブル不況。40年間、時代も人の心もずいぶん変わって。その間ずっと生きていたとは。なんか“歴史”っていう感じです。
床屋の大将は見たとこ50代くらいですから、オウムを飼い始めたのは10代とか20代の初めくらいと思います。どういうきっかけで飼い始めたかは聞かなかったんですが、どういうきっかけで飼い始めたのでしょうか。それから結婚されたり、子供ができたり、腕を磨いて自分のお店を構えたり、色々あったと思います。
あとからネットで調べると、大型のオウムの寿命は40~50年程度かあるいはもっと、100年以上という説もありました。
40~50年の寿命と考えるとそろそろ老齢に達しているはずで、人間ならかなりボケがきていてもおかしくないのでしょうが。その床屋さんのオウムはとても賢くて、私が「チッチッチ」と舌を三回鳴らすとそれの真似をして「チッチッチ」と鳴き声をたてました。まさに“オウム返し”であります。
羽の色もきれいであせた感じがしません。年齢を感じさせません。つ~か、私のほうが老け込んでる感じがしました。その、“年齢の感じられなさ”がすごいです。由美かおるもびっくりな感じ。
んで、ふと思いましたが。もう私、オウムを子供からは飼えないんだなぁと。40年くらい生きるなら、オウムの前に私が死んでます。最後までは面倒は見られません。家族とか子供がいれば託せるかも知れませんが。
そう考えるとペットの寿命は数年から十数年くらいがいいのかなぁと思いました。もちろん可愛がってたペットが死んでしまうのはとても悲しいことですが。でも、飼い主が死んでも生きているのは。下手をすれば遺されたペットは保健所か獣医さんのところで殺処分って事にもなるだろうし。そういう事をを誰がやるのか判らないけど、余りいい気持ちのするものではないだろうし。
死ぬ時にペットを放して、それでペットが生きていられるならいいかもしれないけど。そういう形のペットも面白いかもしれないとちょっと思うけど。
なんて事を考えながら髪を切ってもらってました。
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