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2006/01/19

ディエンビエンフー

なんか最近、本の事を書いてません。少々読んではいるんですが。なんかそれもまた自分でも気づかない心の振れようって物なんでしょうか?これはだいぶ前に読んだコミック。

060119







ディエンビエンフー(西島大介:著 角川書店:刊)

書店に入ったけど、読みたい本が見つからない時があります。読みたい本を置いてないとかじゃなくて、自分が何を読みたいのかすら解らない状態。おなかが減っているけど、自分は何を食べたいのか思いつかない時みたいなものかなぁ。
そういう時は本屋をうろうろうろつきまわります。適当に何か買う時もあれば、買わずに店を出る時もあります。最近はそういう時はあきらめて何も買わずに本屋を出ることにしています。懐があったかければ少々無駄弾を撃つのもいいんですが、最近は懐があったかい事はないし。

で、その時も何も買わずに本屋を出ようとしました。で、本屋さんの入り口に平積みになっていた本がこれです。
本書の書名「ディエンビエンフー」、ベトナム戦争マニアにはちょっと体温が上がる言葉です。ディエンビエンフーはインドシナ紛争の激戦地。ディエンビエンフーの戦いに敗れたフランスはインドシナから手を引き、替わって米国がヴェトナムに関わっていくようになり、あげくはヴェトナム戦争の泥沼にはまり込んでいく、そのターニングポイント。

作者の西島大介さんはまったく読んだ事がない方。ホームページはここみたいですが。その書店では西島大介さんを応援しているらしく、ほかにも何作か平積みになっていました。
表紙は笠をかぶった可愛い女の子。戦記コミックなのかなぁ、でもちょっと違う感じがするなぁ、でもディエンビエンフーの戦いを取り上げたコミックなら読んでみたいなと思って、買ってみることにしました。

う~~~ん、不思議なお話しでした。

主人公はヒカル・ミナミ。米軍の報道班に所属している兵士。日本人とのハーフ。時代は1965年。もうディエンビエンフー攻防戦はもとより、インドシナ紛争自体が終結しています。65年はベトナム中部のダナンに米海兵隊が上陸し、本格的にベトナム戦争が始まった年。
彼に絡んでくるのがベトナム人の少女。普通の少女じゃなくて超戦闘美少女。なんせナイフ1本で米軍1個中隊を壊滅できるという少女。戦いっぷりを見るとランボー系のマッチョマンというよりは、人間じゃない感じ。それこそこの前遊んだゲーム、ブラッドレインみたいにハーフバンパイアとかそんな感じ。
これが劇画タッチだったら今土曜にやってるアニメ「BLOOD+」(録画してるけどほとんど見てない)みたいな感じなのでしょうが。かわいらしい絵柄で描かれています。

う~~~ん。書きたかったのはベトナム戦争を舞台にした「ストーリー」じゃないんじゃないかって感じなんですよね。むしろ作者が書きたかったのは「ベトナム戦争」そのものじゃなかったかと、そういう感じがします。
時々織り込まれる私も見た&読んだ事のあるようなベトナム戦争に関するフレーズとか読んでも。いや、うまく書けないけど。

お話しは唐突に切れます。「これで終わりなの!?」という感じでした。ただ、どうやら上掲の西島大介さんのサイトによると続編準備中とかで。でも、本書には第1巻とかは書いてないし。そこらへんが作者さんが「ストーリー」を描く事にこだわってないんじゃないかという印象を受けた理由でもありますが。

うぅぅむむ…。面白かったかどうかもよく判らない。だからおススメかどうかも言えない。せめてストーリーに一区切りつけてあれば、「ストーリー」として面白かったかどうかを言えると思いますが。じゃあつまらなかったかと言うとそうじゃない。なんか不思議な魅力がありますけど。それがうまく把握できない。言葉にできないです。
やっぱり私は古い読み手(しかもレベルの低い)のせいかと思いますが…。

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