「あゝ荒野」展
昨日は改めて渋谷のロゴスギャラリーに『寺山修司+森山大道「あゝ荒野」展』を見に行きました。ロゴスギャラリーは夜9時まで開いているのでありがたいです。
お客さんはそこそこ入っていました。
森山大道の写真、モノクロームで写し取られた昭和40年代ごろの新宿?の風景。見ていると不思議な力が伝わってきます。森山大道さんの力量によるものでありましょう。モノクロームも色彩にあふれすぎている今時の街の風景にたいして、不思議な感触を与えてくれます。モノクロームも実は色なんだろうなと思うのですが。その、モノクロームの白と黒の発色もいい感じのせいだと思うのですが。昔、美術の先生にひとくちに黒と言っても色々あると教わりました。青っぽい黒、赤っぽい黒。黒の絵の具というのは物を燃やして作るそうですが、その素材によっていろいろな黒があると。
裸の女性。垂れた乳房、ぺったんこの乳房。ころんとした体型。野暮ったい下着。昔の女性の体型。女性の体型は80年代ごろに激変したという話を聞いたことがあります。今時のモデルさんみたいなすらっとした体型が当たり前になったと。確かに昔のアイドルの水着写真とか見てもそう思います。アイドルでも昔はころんとした体型だったような気がします。そういう写真集マニアで見る目を養っている方だと、モデルさんの体型を見ただけでいつごろの写真かある程度判るそうですが。
そういえば最近は“樽ドル”とかいう、昔風のころんとした体型のアイドルも人気があるようですが。でもやっぱり昔の女性の体型とは違うような気がするんですが。
販売コーナー。寺山修司の恩師に宛てた書簡集があったのですが。欲しかったけど、ちょっとパス。う~ん、若い頃のそういうのって、ちょっと読むのがきついです。まだ私、自分自身の若い頃を整理しきってないので。
寺山修司のお芝居とか映画のポスターを葉書大にして敷き詰めた大判のポスターがありました。ちょっと欲しかったけど、貼る所ないしなぁ。
寺山修司と谷川俊太郎のビデオレター。イメージフォーラムの上映会で一部拝見した記憶があります。これも欲しい品物ですが。ちょっとパス。トークショーで九條今日子さんがこのビデオレターはまだ正視できないとおっしゃっていました。
「あゝ荒野」の新装版も欲しかったけど。
色々欲しいのがありましたが、結局買わずに帰宅。
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