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2005/08/04

アヴァロンの野生児

昨日は演劇実験室◎万有引力の『ショーペンハウアー的幻想音楽魔劇アヴェロンの野生児俳優マクベスと野生児ヴィクトールの内在生成学』を観てきました。初日でした。
場所は新宿の全労済ホール/スペース・ゼロ。スペース・ゼロに行くのは2度目かと思います。最初に行ったのは内藤陳・日本冒険小説協会会長が出演された『ボギー!俺も男だ』だったと記憶しています。もちろん会長がボガート役でした。小堺一機さんが主役だったと記憶しています。もう10年近く前になるかなぁ。

万有のお芝居の客入れは開演直前。と言うのも、万有は緞帳を使わないので、客入れ時点で舞台も準備完了となっていないといけないからみたいです。
また、万有のお芝居は、客入れ時点で役者さんが舞台上や時には通路やロビーまで配置されていて、静々と歩いていたりする場合が多いのですが。今回は誰もいず。がらんとしたホール内にひっそりと舞台装置がそびえています。

今回の舞台装置はパイプで組まれた足場の上にしつらえられています。万有様式というか、舞台の上手と下手に一段高くなった台。舞台奥に中2階。本来の舞台スペースの前にしつらえられていて、本来の舞台はその奥になります。だから、スペース的には舞台真ん中と左右、中2階、舞台奥という構成になります。それぞれの舞台で時には並行し、時にはコラボレートしながらお芝居が進んでいきます。

お芝居はタイトル通り、野生児ヴィクトールのお話。万有らしくそれを巡る寸劇集といった趣。

今回、舞台と客席は面一で、床も舞台客席と同じカーペット敷き。舞台と客席は一段低くなった所があって、そこが区切りみたいです。

えと、今回は不思議な感覚になって。

万有のお芝居は客席舞台区切りなく役者さんが動き回ります。また、緞帳を使わずに、開演終演もはっきりと区切りをつけません。歴史や世界そのものが壮大な虚構、巨大なお芝居であるという考えなのかと思います。で、いつもの公演では、舞台が客席を侵食するという感覚だったのですが、今回、目の前で(私、最前列でした)お芝居を拝見して、私自身が舞台に吸い込まれそうな感覚がしました。次の瞬間ぽんと一足飛びに飛んで、舞台に取り込まれてしまうような。正直言ってちょっと怖かったです。たぶん、舞台が面一で床の素材も一緒だった事、それと、スペースゼロの椅子の変な座り心地のせいかと思います。スペースゼロの椅子はお尻がほんの少し浮いて、立ち上がりかかった感じがするのです。そのまま前のめりに舞台に行ってしまいそうな感じ。椅子の座り心地だけでそういう印象になるのかと不思議でした。

それと、今回、鏡(状の物)を使った演出が印象的でした。鏡を使って客席を照らしたり、鏡の鎧(ドラクエじゃないよ)とか、巨大鏡を使って役者さんを照らすという照明効果とか。面白かったです。

お芝居を楽しんで帰宅。次回公演案内がないのがちょっと淋しいですが。今度の公演はいつでしょうか。

あ、そうそう、メイドさんが出てきました。メイドエプロンを着けた人をきちんと見たのは初めてになるかなぁ。確かにメイドエプロン、かわいいですねい。

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