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2005/05/24

世界がもし全部アメリカになったら

050524世界がもし全部アメリカになったら(勝谷誠彦:文 藤波俊彦:絵 アスコム:刊)
読了。私が初めて買った勝谷誠彦さんの本です。
作者の勝谷誠彦さんは西原理恵子のマンガに出てくる“ホモかっちゃん”さんでしょうか。
勝谷誠彦さんのサイト、「さるさる日記 - 勝谷誠彦の××な日々。」はよく拝見します。中国韓国北朝鮮を罵倒するその口ぶりはちょっとと思いますが、その情報力や視点や意見は好きです、色々考える事の参考になります。

いや、人の意見は100%否定でも100%肯定でも良くなくて、聞くべき所と、これはちょっと違うんじゃないかと思う所を自分の中でふるいにかける作業は、いつもしていなきゃいけないと思います。ある人の意見を100%肯定する○×信者とか、あるいは100%否定する○×嫌者とかいうのは、あまり良くないと思います。いや、自分自身の考えや行為に関しても、いつも突っ込みを入れる存在が必要かとも思います。でも、あまり自分に突っ込みを入れすぎると何もできなくなるし、自分は自省しているつもりでも、周りから見れば傲岸である場合もあると思いますし…。難しいところです。まぁ、なるべくいろんな人と話したり、意見を聞いたり交換したりする機会を持つのが一番いい事だと思いますが。

閑話休題。

アメリカ我執国はどうやら世界全部をアメリカ合衆国にしたいようですね。アメリカ合衆国の人のように生きることは素晴らしいこと。だから、当人達は大いなる善意を持って『世界アメリカ合衆国化計画』を推進しているようで。アメリカ合衆国が仕掛けてくる戦争、あるいは経済的政治的侵略行為、それを正当化できるとしたら、この一点でしかありえないと思います。

じゃ、世界がもし全部アメリカになったらどうなるの?という問いに、アメリカ合衆国の様々な統計をベースに、それが世界全体に敷衍されたらどうなるのかを数字を持って示した本です。

版元のアスコムさんによる本書の紹介ページはhttp://www.ascom-inc.jp/4-7762-0214-X.htmlです。
本書は60ページ足らずの本。見開きで右ページがその数字の紹介の文章。左ページが藤波俊彦さんのマンガになってます。ざっと読むのだけなら小一時間も要りません。しかし、紹介されている数字は面白いです。

世界がもし全部アメリカになったら?

2日に1度戦争が起きます。その戦争でイラク戦争並みに民間人に犠牲者が出るなら、1年間で651万人が犠牲になり、兵士17万6千人が戦死します。2年で東京都全滅ですな。
(しかし、ほんとに近代戦は兵士より民間人の方の犠牲が大きいです)
殺人事件は年間35万件起きます。

しかし、悪い事ばかりではなくて。
臓器移植で43万8600人が救われます。575兆2552億円の寄付金が集まります。ただ、世界中がもし全部アメリカになったら、寄付を必要とする人も減るでしょうが。

ただし、世界中の人がもし全部アメリカ人のように暮らせば、石油は7年で掘りつくされ、今世紀の終りには海面は48.8cm~4m77cm上昇するそうです。いや、海面上昇する前に石油はなくなって、CO2排出量も減るでしょうが。

アメリカ合衆国のグローバリズムを背後から撃つ、ユーモアに包んで、しかし、きっちりと撃つ、本書のやり方、好きです。皆様もゼヒご一読をと思います。

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