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2005/05/29

きのう、日曜日。

例えば、お休みの日はこういう風に。

渋谷に所用。
ついでに行ってみるかとイメージフォーラムシネマテーク『ヤングパースペクティブ2005』。イメージフォーラムフェスティバル応募作品から、惜しくも選には漏れたけど、見所のある作品の特集上映です。毎年イメージフォーラムフェスティバルをフォローする日程で開かれている企画です。以前はイメージフォーラムフェスティバルを全プログラムまで見て、こっちも見ていたのですが、今年はちょっと動けない気味。とりあえず1プログラム、Gプログラムだけ。『女の定義』というサブタイトルで2作品。

サイクル(山根千枝/ビデオ16分/2004)
祖母・母・子の女性だけの命のつながりをイメージで描いた作品。
この作品を観ながら、命が淡々と繋がっていくのは、ロマンチックな事なのか、それともうんざりする事なのか、考え込んでしまったり。

元始、女性は太陽であった(菅野久美子+西功/ビデオ/56分/2004)

平塚らいてうの有名な言葉を引いたタイトルですね。
こういうタイトルの作品が、昔イメージフォーラム付属映像研究所の卒展であったような記憶がして、その作品の発展型かなと思ったのですが、まったく違う作品でした。

奈良にある大峰山、修験道の山で女人禁制。その大峰山が世界遺産に登録されるにあたり、フェミニスト団体が女人禁制は女性差別であるとして、女性の入山を認めさせようとしていた、と。それに賛同する作者が撮ったドキュメンタリーです。
ほかの世界遺産の物件で、女性、あるいは男性が入れないところがあるかどうかはわかりませんし、そういうのが世界遺産の判定基準になるかどうかもわからないのだけど。

ほかに、フェミニストの歌手も取り上げられています。「レイプ」という歌詞を歌ったため、放送禁止歌に指定され、彼女自身が放送禁止の歌手にされ、今はライブハウスとかで活動している人らしいです。
「犯されたら泣けばいい」と歌った三上寛さんを思い出しますが。三上さんのあの歌は放送禁止になったのかしら。三上寛さんの歌には「おまんこ」とか「金玉」とか「せんずり」とか当たり前に出てきて、それも大好きなのだけど。

その歌手は、小さい頃、兄によく殴られたのだけど、女の子だからという理由で我慢させられたりして、そのルサンチマンが歌手になったきっかけみたいだけど。
う~ん、思うのだけど。そういうルサンチマンを原動力に創作活動する、いや、生きる原動力にするってのは、ずいぶん大変なことじゃないかな。いや、私もそういう部分あるけど。

それで、もうひとつ思うのは。
差別というのをなくすのは、その差別の根っこまで考えていかなきゃいけないと思います。そういう視点で掘り下げてほしかったなと思いました。ある事象が事象として差別であると規定されるとして、それに異議申し立てするとしても、事象の表層だけではなく、その根っこを何とかしない限り、差別そのものはなくならないと。表面上は差別をなくしても、それは抑圧され、さらに悪化して別方面から噴き出すんじゃないかと。たとえば、「言葉狩り」をしても、差別がなくならないのと一緒で。今って、差別が差別じゃなくなる方向じゃなくて、被差別者の存在を消すような方向に向かっているような気がして。
「片輪を片輪と呼ばずして、仏もあるものか」(三上寛)

しかし、まぁ、今の時代、女性に差別的かもしれないけど、それを利用してうまく立ち回っている女性もいるわけで。レディスディーとかあるし、今度は女性専用車両とかもできたし。レディースディーとか女性専用車両って、差別的かな?そうじゃないのかな?そして、“可愛い”女、その可愛さを利用する女。可愛さを武器に周りの男にちやほやされ、うまく立ち回って…。
いや、そういうことを言い出すととりとめがなくなります。よしましょう。

それからギャラリー・ルデコへ。何を見に行くという訳じゃなかったのですが。人形展でもやってないかなと思って。ルデコは1~3階と5・6階がギャラリーになってるのですが、6階から順に見て回りました。
6階は魚返一真というカメラマンさんの写真展をやっていました。いわゆるナンパカメラマンさんのようです。街角で素人の女の子に声をかけて口説いて、ヌード写真を撮るカメラマンさんです。35歳からカメラマンを始めたそうですが。
街角で女の子に声をかけ、口説いてヌード写真を撮る、ほんとに私には想像もつかない世界です。ほんとにどうやるんだろう。そして、裸になる女の子の気持ちって、どうなんだろう。例えば、そのヌード写真を見てせんずりを掻く私、は考えに入っているのかなぁ。そして、フェミニストさんたちから見ると、そういう女の子って、どうなんだろうと思いました。男に騙された哀れな被害者?そうじゃないとは思うのですが…。いや、それを考えると、性とは、性的関係とは、ほんらい差別的なものを含んでいるんじゃないのかなという問題も浮かんできて。いや、これもよしましょう。

そうそう、やっぱり2階で人形展をやってました。安藤早苗さんという方の人形教室の教室展みたいでした。お人形さんたちを拝見して。血の滲んだ包帯を着物にしたお人形がいちばん心に残りました。その人形教室の先生は80年に吉田良に師事した方らしいです。創作人形の世界としてはかなりのベテランの方なのかなぁと思いました。

んで、本題の用事へ。あまり進まず…。

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