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2005/05/31

服屋の迷彩服

なんか若い衆が当り前に迷彩服とか着ていて。最近女性ファッションで流行なのか、女性の迷彩モチーフの服装も目に付きます。

私が始めて軍装品に手を出してから、もう20年以上になります。初めて買ったのは『タクシードライバー』でロバート・デ・ニーロが殴りこみのときに着ていたM65フィールドジャケット。これはオリーブドラブ一色の服だったけど。やっぱり初めて着て街を歩くときはちょっとドキドキしました。
迷彩服を買ったのはそれからちょっとしてから。あの頃はずいぶん安かった米海兵隊のリーフパターン迷彩服上下。所謂ブラウンリーフなのだけど。これも着て歩くのは、最初はちょっと勇気が要ったけど、誰も着ないような服を着て歩くのは快感でした。ま、よく知り合いから「お前右翼かよ。」と突っ込まれましたけどね。

そう、あの頃は軍装品、ましてや迷彩服を着て歩く人などほとんどいなくて。人のしない格好をするというのは楽しかったです。

『トップガン』が公開されたあたり、黒のMA-1が流行して(しかし、劇中に黒のMA-1なんて出てきたっけ?)、そのあたりから軍装品が普通に着られるようになったと認識しています。ま、そうなるとミリヲタとしてはちょっと面白くないけど。でも、そのおかげか、今まで入手困難なヨーロッパ方面の軍装品とかが手に入るようになったし、扱う業者が少数で、どうしても高価な物になっていた軍装品が、一般業者も扱うようになってぐっと安くなったりして、それはありがたいと思っています。

んで、先日街を歩いてたら、ブティックのショーウィンドーに迷彩柄のパンツを着たマネキンがれいれいしく飾られていました。やっぱりちょっと驚きました。軍装品ってのはミリタリーショップで買うものだという感覚はまだ残っていて、だから、ちょっと違和感がありました。あの、軍装品店の独特の臭いの中、雑然と店内所狭しと並べられた軍装品。マネキンに着せてれいれいしく飾るなんてのは無縁の世界。だからちょっと不思議な感覚がして。

そのブティックの迷彩服の迷彩パターンはたぶんオリジナル。ちょっとださださと思ったりして。細長いポケット、飾りかせいぜい携帯電話入れのつもりでデザイナーさんは考えたのでしょうが。どうもそのポケットを見ると私は銃の弾倉入れにしか見えなくて、それも不思議な感覚でした。細身のシルエット。軍服にしてはあれじゃ動きづらいんじゃないかなと思ったりして、こちらも不思議な感覚。
そして、そこまで見なかったけど、たぶん、中田商店あたりの迷彩服と比べるとはるかに高価な値札が付いているのでしょうね。

軍装品、あるいはミリタリーイメージの服が普通の服として着られるようになった事。どういう事なのだろうと考えたりします。サヨクの人々の言う軍靴の足音?迫りくる軍靴の足音に同調してか、それともそれを怖れるためにか(恐怖から逃れるために、恐怖の対象と同一化しようとするのは良くあることかと)。あるいは、逆に、戦争が遠い遠い世界の出来事とみんな思っているせい?戦争は遠い遠い、つまり、想像もつかないような世界の出来事だけど、マスコミの手によって、その戦争はブラウン管のすぐ向うにあって。それも考えてみればちょっと不思議ですが。

ま、ほんとにどうなのでしょうか。

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