2018/12/26

ライブ「音串」

12月23日は中野の魚串さくらさくさんでのライブイベント『音串』に行ってきました。
日比谷カタンさんご出演というので。

日比谷カタンさんがヤマダナナさんの企画で、中野の音串さんでライブをなさっているという話はずいぶん前から知っていて、ちょっと行って見たいと思ったこともあるのですが。
ほんとライブにも行かなくなってしまった昨今。でも今年あと1回くらいはライブに行きたいなと思って、このライブがあると知って、行ってみようかなと思いました。

魚串さくらさくってのはチェーン店らしいのですが。『艦これ』のイベントが、この中野店さんではありませんが、さくらさくのいくつかのお店であったという話も知って(私は人ごみが苦手だし、あまりグッズ収集もしませんので、行かなかったのですが)、さくらさくさんもちょっと覗いてみようかなと興味を持っていました。

ま、でも、当日は引きこもりの虫をなんとかなだめすかして中野へ。

魚串さくらさく中野店さんは小体なお店。十数人も入ればいっぱいかしら。そのぶんアットホームな感じがします。艦これイベントやるにはさすがに小さいかも…。
お客さんすし詰め状態で大賑わい。

「魚串」ってのは焼き鳥の魚バージョンみたい。その魚串を中心にいろんなメニューがありました。
私はライブ特別おつまみのパプリカと枝豆のマリネ(だったかな?)と魚串の6串セットを頼んでみました。焼き鳥の5串セットとかよく頼みますが、6串ならちょっと少ないかな?10串セットもあったから、そっちにした方がよかったかな?って思ってたけど、6串でもうボリューム満点、10串頼んだらもてあましそうでした。

単純に魚を焼いただけじゃなくて、バジルっぽい、イタリアンなのもあったし、みりんが香るのもあったし、焼き鳥みたいにタレか塩かってよりもはるかにバリエーションがありました。(焼き鳥もそうしたらどうかな?)
おいしかったです。おばあちゃんの好きだった穴子もあったし。

ややあって開演。

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2018/12/17

ザ・イノえもんズ『銀河鉄道の夜』

12月16日の日曜日は、駒込のコンテハウスというところでザ・イノえもんズ公演『銀河鉄道の夜』を観てきました。
ザ・イノえもんズというのは、演劇実験室◎万有引力の伊野尾理枝さんと村田弘美さんのユニットのようです。

村田弘美さんの自主公演は何度か拝見しています。惑星ムラリスとか。今回のユニット、イノえもんズとしては最初の公演みたい。村田さんも活動再開になるのかしら。嬉しいです。

駒込はめったに行かない場所かなぁ。東京暮らしは長いので、初めてではないとは思いますが。Google Mapにコンテハウスさんの場所は表示されるので、駒込駅からそのまま…と思ったのですが。六義園というのがあって、あ、いい場所だな、こんど来ようと思って通り過ぎつつ…。あれ、反対方向に向かってました……。ま、開場前に無事到着。

コンテハウスさんは小体な場所でした。清潔で明るい場所って感じ。壁は白、板張りの床、奥にはカウンターがあって飲み物とか出るようでした。デブ的にはそこにたどり着く前にあちこちひっくり返して大惨事になりそうだったので、よく見てはいないのですが。

不思議なお人形、不思議な仮面をつけた方がいらっしゃいます。なんていうのかな、森の精霊みたい。

物販で缶バッジを買いました。それと、銀河鉄道らしく、お弁当売りの方がいらっしゃいました。おにぎりとか焼き菓子とか。名前は失念しましたが、パウンドケーキ系の焼き菓子をひとつ買って、帰宅してから食べてみました。おいしかったです。

ややあって開演。

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2018年の偏陸展とお人形展

12月15日は銀座へ。銀座の奥野ビル地下のギャラリー、巷房・2さんでの偏陸展と、マリアの心臓でのお人形展、「七つの大罪」へ。

森崎(寺山)偏陸さん。寺山修司の右腕として活躍され、寺山修司没後、寺山の母親はつさんの願いで寺山修司元婦人・九條今日子さんとともにはつさんの養子となり、文字通り「寺山修司の弟」となられた方。
毎年今ごろ、銀座の有名な古ビル、奥野ビルの地下にあるギャラリー、巷房・2さんで個展をなさっています。ここ数年は偏陸さんお手製のお味噌の展示&即売があります。

今回も偏陸さんのお写真と、手作り味噌(とお醤油)の展示と即売でした。お味噌の原料も大豆とかだけじゃなくて、ヒヨコマメとかピーナツとか小豆とかを原料にしたのがありました。そういうのも立派にお味噌になるんだと。
食べ物を扱っているので、食品衛生責任者の札が掲げられています。その札にはもちろん『寺山偏陸』と書かれています。

青森産の大豆と鹿児島産の麹のお味噌を買ってみました。青森はもちろん寺山修司の出身地。そして鹿児島は寺山修司の父親、八郎さんのスジの土地だそうです。そういう符合が面白いなと思って。

写真もきれいでした。大きく引き伸ばした寺山修司と九條今日子さんの結婚写真と一緒に偏陸さんたちが収まって、結婚式に参列したように撮られた写真。
あの有名な演劇実験室◎天井棧敷の旗揚げ記念写真(皆さんが学生服姿なの)の人物部分を切り抜いて書割にして、現在の偏陸さんと納まってる写真。面白かったです。この書割は三沢の寺山修司記念館にでも置いといて、来館者が一緒に撮れるようにしたらどうかしら?(僭越ですが…)

そして、良くして頂いたある方がお亡くなりになっていたのを知って愕然としました。

そうそう、今年も偏陸さんお手製のお正月飾りの販売が吉祥寺の4ひきのねこさんであるそうです。12月26日~31日まで。私的にもおススメ。よいものですよ。お手ごろな価格帯の物もあります。

そして巷房・2さんを辞して、マリアの心臓さんへ。

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昭和精吾事務所公演『氾濫原』

12月14日の金曜日は新宿・シアターPOOで昭和精吾事務所公演『氾濫原』を観てきました。夜の部の方になります。

昭和精吾さんは寺山修司の率いる演劇実験室◎天井棧敷の団員でいらした方。あの伝説の「力石徹の葬儀」で弔辞を読まれた方です。
そして寺山没後はその語り部として、寺山の詩や短歌の朗読、お芝居の一節、当時の思い出話等の「語り部」として公演活動を続けられてきたそうです。

残念ながら昭和さんは3年前の夏の終わりに急逝されてしまったのだけど。今はこもだまりさん、イッキさんのおふたりが中心となって、昭和精吾事務所名義で公演活動を続けていらっしゃいます。

今回はイッキさんはスケジュールが被ってるのでご出演はなしという話でしたが、そのスケジュールがキャンセルになったという事で、イッキさんもご出演でした。

という方向でご出演は昭和精吾事務所の皆さんとゲストに(夜の部は)演劇実験室◎万有引力の小林桂太さん、梶原航さん、死神紫郎さんでした。演劇実験室◎万有引力は寺山修司没後、天井棧敷団員だったJ・A・シーザーさんがその衣鉢を継いで立ち上げた劇団になります。

物販で小さなシロの生首のマスコットが売られてたので買ってみました。オリジナルは寺山修司の『犬神』ってお芝居を昭和精吾事務所がかけた時に使われた品物だそうですが。
それは拝見してないのですが、
ただ、昭和さんがその『犬神』の一節をなさった事があって。『犬神』で使われたという仮面をかぶると昭和さんがそのまとっている空気までがらりと変わったのは凄かったです。

席は満席状態、ややあって開演。

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2018/12/12

『トランスヒューマンガンマ線バースト童話集』

『トランスヒューマンガンマ線バースト童話集』(三方行成:著 早川書房:刊 Kindle版)読了。
古今東西の昔話や童話をSF仕立てにした短編集です。今年の第6回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作だそうです。(優秀賞の上に大賞があるようですが、今回は該当作なしとか)

短編集ということで、お試しとして本書に収められた「地球灰かぶり姫」がKindle版として無料公開されています。それを読んで面白かったので、購入しました。
Kindle本を買う場合、紙の本と比べて中身を確かめるのがなかなかに難しくて、まだまだ戸惑うことも多いのですが。お試しとかありますけど、やっぱりそういうのに拘束されずぱらぱらと眺めてみたいですしね。でも本書は短編集のおかげか、1篇無料という事で、とっつきがよかったです。

本書に収められたおはなしは

  1. 「地球灰かぶり姫」(シンデレラだと思います)
  2. 「スノーホワイト/ホワイトアウト」(これは白雪姫になるのかな)
  3. 「<サルベージャ>VS甲殻機動隊」(これはなんになるのかちょっと。タイトル的にはアレが元ネタかもしれませんが、アレは昔話でも童話でもないしなぁ…)
  4. 「モンティ・ホールころりん」(これは「おむすびころりん」ですね)
  5. 「アリとキリギリス」(これはそのまんま)

の全5編。それから「第6回ハヤカワSFコンテスト選評」として審査員の方々の選評が載ってます。これについては本作以外への言及もあります。
三方行成さんご自身の前書きやあとがきはありません。

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2018/11/19

万有引力公演『狂人教育』

昨日は下北沢のザ・スズナリで演劇実験室◎万有引力第67回本公演『狂人教育-人形と俳優との偶発的邂逅劇-』を観てきました。楽日になります。

元になる戯曲は寺山修司が演劇実験室◎天井棧敷を立ち上げる前の1962年に、人形劇用に書かれたものだそうです。寺山が色々な戯曲や台本を書いていたころ。ラジオドラマとか、篠田正浩監督と組んで映画の台本を書いていたり、そういったころの1作になるのかな。

ザ・スズナリは初めて行く場所になるのかしら。小劇場ブームの歴史的建造物と言っていいのかなぁ。ここらへんはあまりよく分かりません。雑誌とかで名前はよく目にてきましたが。
これも劇場とはちょっと思えない場所かな。1階に居酒屋やレストランが入っていて。これはおととし惑星ムラリスさんの公演を拝見した下北沢の本多スタジオも同じで、本多系列の劇場の特徴なのかしら。

昔よくあった万有引力さんの客入れは、整理番号順にお客さんを並ばせて、開演直前に一気に客入れ、座席は自由、ってスタイルでした。それから最近は普通のお芝居の客入れみたいに指定席制で開演前に開場し、三々五々の客入れ、ただしもう役者さんは舞台上をうごめいているってのが多かったです。

今回は座席指定番号順にお客さんを並べて開演直前に一気に客入れって両者のハイブリッドスタイルでした。これも面白かったです。

席は小さめ。デブ的にはちょっときつかったですけど。でも小スペースながらできる限りの事はしているって感じでした。ぺったんこの座布団で固い床に座るってスタイルでもないし。
ただ、最前列の一群よりは、後ろの方が椅子も大きくてクッションも厚めなので、こんどザ・スズナリに行く時はそのことは注意して席を選びたいと思います。次々回の万有公演もスズナリのようですし。

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2018/11/06

高野秀行『辺境メシ ヤバそうだから食べてみた』

『辺境メシ ヤバそうだから食べてみた』(高野秀行:著 文藝春秋:刊)読了。
「辺境ライター」高野秀行さんの世界各地の珍食奇食に関する紀行エッセイです。

先日、「食フェス」ってのに行ってきました。広場にたくさんの露店が並んでいて、日本や世界の各地の料理が食べられるというイベント。

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そこで、仲間がアフリカのどこかの国のブースで買ってきたという焼いたイモ虫を持ってきました。後日改めてネットで調べるとモパネワームという物らしいのですが。

お酒が少々入っていたこともあり、食べてみました。中がぐちゅっとしてたり、妙な味がしたらダメだったかもしれませんが、けっこうもくもくと食べられました。ネットで煮干みたいというたとえを見かけましたが、食感はそんな感じかな。味もそう濃い方ではなかったかと。あとかすかに小エビのカラの風味がしました。キチン質って奴かしら?

ま、昆虫食としては初心者向きではあったのでしょうが、けっこう食べられるものだなと思いました。それで、その手のイカモノ食いにちょっと興味を持って。
で、フォローしている高野秀行さんのツイッターによると、高野秀行さんが経験してきたそういう世界の珍食奇食を取り上げた本が出ると知って、これは幸いと本書『辺境メシ』を買ってみました。

高野秀行さん、ファンです。以前はよく読んでいたのですが、近年はそういう本を読むことも少なくなってしまい、あまり読まなくなってしまっていたのですが。
辺境ライターの高野さんが紹介する、世界の辺境でのエピソード、とても楽しく読みました。

昔はこういう本を「いつかそういいう所にもいく機会があるのかなぁ」と思いながら読んでいましたが、近年は「こういうところに行く機会はないだろうけど、面白いなぁ」と感じながら読んでます。老いてますわ。

また、そういう辺境をじかに見てるぶん、氏の見識もまた、鋭いものがあります。ミャンマーのアウンサン・スーチーが、ミャンマー民主化のホープと世界に思われていたころに読んだ氏のミャンマー旅行記に「ミャンマー問題の本質は少数民族問題である。その点においてミャンマー民主化の期待がかけられているアウンサン・スーチーも少数民族については差別的に見てる。だから氏がミャンマーの政権を取ってもそれは変わらない」と書いていらっしゃいました。スーチーが政権の座についたその後の展開は氏の分析通りになってしまいました…。

という事で、久しぶりに高野秀行さんの本です。

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2018/11/05

やっとこさ『ひなぎく』

この週末は『ひなぎく』って映画を見てきました。1966年のチェコの映画です。
『ひなぎく』って映画の存在はずいぶん前から知っていたのですが、実際に見たのはたぶん初めて。

この映画を知ったのは、四谷三丁目時代のイメージフォーラムでした。今は渋谷のミニシアターのイメージフォーラム。昔は四谷三丁目の雑居ビルにあって、常設の映画の上映はやっておらず、週末だけ実験映画の上映会をやってました。それに通っていた時期が私にはあるのですが。
その上映コーナーの受付に『ひなぎく』のポスターが貼ってありました。あの、水着だか下着だか分からないけど、セパレーツを着たふたりの女の子が並んでぺたんと座ってる写真のポスターだったと思います。もう四半世紀以上前のことになるかしら。その女の子の様子、なんとなくは気にはなっていたのですが。

たぶん、イメージフォーラムにかかっていたこともありましたし、他でも見る機会はあったとは思うのですが。ただなんとなく見ないままで今日まで来てしまいました。
「女の子映画の傑作」なんて評判も目にして、「あ、あの映画か」とか思ったことはありましたが。

ンで、今回、某名画座にかかってるのを知って、ちょっと見てみようと重い腰を上げた次第です。四半世紀以上たってやっとこさ。

さすがにちょっとどきどき。

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2018/11/02

青葉市子「qp」

181102

青葉市子さんの新譜「qp」が届きました。
通勤の供に数回聞いた程度になりますが、感想っぽいものが書きたくなったので、書きます。ま、所詮は「感想」に名を借りた「自分語り」でしょうし、だいたい私はそう耳が良くないし、音楽的な知識もあまりないのですが…

初めて青葉市子さんの歌を聴いたのは9年前の暮れ、ファンな日比谷カタンさんの企画ライブの時でした。その時はまだファーストアルバムが準備中だったのかな。その翌年にこれも同じく日比谷カタンさんの対バンで青葉市子さんの歌も聴いて。んで、そこで手売りされてたファーストアルバム『剃刀乙女』を買いました。

それから新譜が出るたびに買っています。『剃刀乙女』につづく『檻髪』、『うたびこ』。ある展覧会の会場限定CD-R『Week Elements of ● "tue.ima"』、大御所ミュージシャンさんたちとのコラボアルバム『ラヂヲ』、ビクター系のレーベルからのメジャーデビュー作『0』、『マホロボシヤ』、それからマヒトゥ・ザ・ピーポーさんとのユニット、NUUAMMの『NUUAMM』。
そして、青葉市子さんがご出演だった寺山修司原作のお芝居、『レミング』のサウンドトラック。寺山修司も青葉市子さんも両方とも好きな私としてはちょう俺得なお芝居でした(笑)

ただ、ライブはずっと行けてません。歌は通勤用の曲リストにも何曲も入っていて、青葉市子さんの歌声を聞かない日はほぼ無いのでありますが。ライブは行けてません。
そして、青葉市子さんと出会って9年。9年、なんか何も無かったようであり、色々あったようであり。何人かを見送り、何人かに出会い…。ま、とにかくも私は老いたとはつくづく感じます。

いや、閑話休題。

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2018/10/29

『王立宇宙軍 オネアミスの翼』展

この休みは八王子夢美術館で開催中の「『王立宇宙軍 オネアミスの翼』展 SFアニメができるまで」を見てきました。
のちの『トップをねらえ』『新世紀エヴァンゲリオン』等で大ヒットを飛ばすGAINAXの記念すべき第1作、『王立宇宙軍 オネアミスの翼』の膨大な設定資料を中心に「できるまで」を紹介した展覧会です。

『王立宇宙軍~』は実は劇場では未見です。初見はテレビ放送のときでした。テレビ番組雑誌か新聞の番組紹介記事かは忘れたのですが、本作のTVオンエア前、熱く本作を紹介した記事を読みました。「この作品はひとつの架空の世界を見事に創造している」って。
それで興味を持って見てみました。大道具、小道具、衣装、その他ありとあらゆるガジェットがこの世界のどこかに在りそうで、無い、その美術がすごいと思いました。

お話の舞台は地球ではない、地球みたいな星のおはなし。宇宙開発を行っている宇宙軍。その宇宙軍初の有人宇宙機(宇宙船)をめぐる物語。

なにかの間違いで創設されてしまったお荷物の宇宙軍。そういう設定も新鮮でした。この地球の歴史では、宇宙開発は最先端のエリートたちが潤沢な予算で携わってきたものであったと思いますが。ただそれも米ソがお互いの威信をかけて宇宙開発競争をやっていたからであって、そうでなけりゃこういう展開になったのかもしれないと思いました。「宇宙」の価値をまだ誰も気づいてない時代だとしたら。気象衛星、通信衛星、偵察衛星なんかの価値を。

お荷物の宇宙軍、宇宙軍の面々もそれを自覚しているのか士気も低く。しかし宇宙軍の一人、シロツグはリイクニという女の子と出会って、宇宙軍のことを褒められて発奮して、その勢いで人類初の宇宙飛行士に志願してしまう、と。
そして一方、宇宙軍の携わっている人類初の有人人工衛星は、敵方の共和国にエサとして渡すことが決定されていて。
打ち上げ準備を進めている宇宙軍の人々、ロケット略奪のために侵攻してくる共和国軍、戦火の中、人類初の有人宇宙機の運命は?そしてそれに乗るシロツグの運命は?というおはなしでした。

おちこぼれ集団の宇宙軍、彼らが奮闘して人類初の有人宇宙機を打ち上げて見せる、それがよかったです。私もおちこぼれですから。私は奮闘して何かをやり遂げたという経験は無いですけど。
そしてまたそれは『王立宇宙軍』を制作しているガイナックスの面々と二重写しともなるかと。

そして、劇場では見てない『王立宇宙軍』でしたが、初めて買ったアニメのDVDが『王立宇宙軍』になりました。最初に買ったDVDが『パリ・テキサス』(これも私のココロの映画)で、2枚目でした。レーザーディスクからDVDへの過渡期の品物だったんでしょうか、レーザーディスクサイズのジャケットにDVDがちんまりとはめ込まれている品物でした。

私は以前はガイナックスにかかわりの深い岡田斗司夫のファンだったころがあり、ご著作を何冊か読んできました。

DAICONフィルムなどで話題になっていたにせよ、商業作品では実績がなかった人たちに、ガンプラブームで荒稼ぎしていたとはいえ、バンダイに数億円の商業アニメーション映画の制作費を出させた岡田氏たちの手腕。これもまた『伝説』であると思います。

当時、私は、雑誌なんかで「DAICONフィルムはすごい」って話は読んだ事があります。そして当時講読していた模型雑誌によく載っていた、岡田氏たちのSFグッズショップ「ゼネラルプロダクツ」の広告が印象的でした。「メーサー殺獣光線車」のペーパークラフトとか、ちょう精密だけどまず作れそうにないグッズをケレン味たっぷりに紹介する広告。そういうマチズモもまた、当時の「空気」だったかと。

そのゼネラルプロダクツが母体となって、ガイナックスができて、そして『王立~』と作ったという流れと私は理解してるのですが。

残念だけど『王立~』は思うようにヒットせず、『王立~』を作った後はガイナックスは解散という構想だったそうですが、その借金返済のためにガイナックスは継続され、『トップをねらえ』『新世紀エヴァンゲリオン』などのヒット作を作った、と。
そういう歴史もまた面白いなぁと思います。

ま、そういった知識は、だいぶ昔に読んで、記憶もだいぶ薄れている、ほぼ岡田氏の著作だけによるものなので、勘違いとかあったらごめんなさい。
岡田氏もそうい「やり手」タイプで、やり手タイプってのは、また敵を作ってしまうことも多いと思っています。例えば、岡田氏のエッセイで読んだのですが。ある雑誌に自分の連載を売り込んだ時、その雑誌を編集者の前で開いて、他の方の連載に「これいらないでしょ。これもいらないでしょ(だから私の連載を載せなさい)」と次々とマジックでバツを付けていったという話を自慢げに書いておられました。こういう風な人間は敵を作らずに済む訳はないと思います。

岡田氏のようにケレンで売り出した人間は、まず必ずそのケレンで身を滅ぼすものだと思います…。私も読まなくなってしまったし。とても参考になる考え方もたくさん頂けたのですが。影響が残っていますし、それ自体は悪いことではないとは思っていますが。

いや、ま、閑話休題です。
展覧会に話を戻して。

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