2023/11/09

『ゴジラ-1.0』を観てきました


(以下、ネタバレを気にせず書いていきます。ご用心)

山崎貴監督作品『ゴジラー1.0』を観てきました。簡単な感想など書いてみようと思います。
といっても私は他の山崎監督作は拝見してないし、ゴジラも初代と昭和40年代ころのシリーズ、それから『シン〜』しか観てません。
だから特に意義のある感想なんて書けそうにないです。
ま、極私的感想という方向で。

『ゴジラ-1.0』ではゴジラが終戦直後に出現するという話なので、旧軍兵器とゴジラの対決があるのかなとちょっと興味を惹かれました。
そして公開、ツイッターで高評価が流れてきて。
それで重い腰を上げて観てみることにしました。映画も年数本も見なくなってしまっているのですが。

終戦直後、1945年ごろがが舞台かと思いましたが、本作は1947年が舞台でした。そしてテロップで米軍の核実験・クロスロード作戦があったことが語られます。多分それが元々ある島に生息していたゴジラが放射能怪獣に変化して暴れるようになったきっかけみたい。
実は1945年あたりが舞台なら、大和武蔵は無理にしても長門は残っていたはずだから、長門の40サンチ砲一斉射VSゴジラが見られるかもしれないなと思ったのですが。でもクロスロード作戦で長門(とあと軽巡洋艦の酒匂)は沈んでますから、出てこないんだなって観ながらちょっとがっかりしました(笑)

しかしその後、シンガポールから急遽戻ってきた重巡洋艦・高雄とゴジラの殴り合いがあります。軍艦とゴジラの格闘戦なんて、言葉ではちょっと想像がつかないけど、見事に殴り合いをやってくれます。「そういうものもあるのか!」と見せつけてくれます。壮絶に敗北しましたが…。

でもやっぱり長門との対決は見たかったな。40センチ砲なら勝てたかなぁ。

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2023/10/23

『ガールズ&パンツァー最終章 第4話』

(以下ネタバレを気にせず書いていきます、ご注意)

吉例により『ガールズ&パンツァー最終章 第4話』を観てきました。
ガルパン最終章は全6話だそうですから、これで後半戦ですね。

結論から言うととても楽しみました。いつものガルパンクオリティを楽しみました。

「リアル」とは違う、ガルパンならではの世界観による戦車戦、とてもいいです。
もちろん現実には全くありえないアクションですが。
そう、ガルパンはそういう世界をしっかり構築していて、そしてその世界で遊ばせてくれるのがとてもヨイです。
今年はガルパン10周年だそうですが。初見時にはその世界観にいまいちついてこれなかったんですが、今はただうわ言のように「ガルパンはいいぞ」と呟いてます。

今回は対継続高校戦ということで、雪中の戦いがメインでした。その、雪の斜面を滑り降りながらの戦車同士のぶつかり合う肉弾戦。もう私の脳がその動きについていけなくなってますが、ド迫力でした。
大洗高校、ピンチになるもご都合主義っぽい謎ギミックで脱出したり(ほんとにそういう装備がオリジナルの戦車についていたら失礼!)

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2023/08/06

万有引力公演『八月の紫陽花Ⅱ』

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8月5日の土曜日は三沢の寺山修司記念館で演劇実験室◉万有引力公演『八月の紫陽花Ⅱ~わたしはあなたの病気です~』を観てきました。
いや、私は三沢まで公演を見に行くほどコアな万有引力ファンの資格はないと思うのですが…

新幹線で東京から八戸まで、八戸から青い森鉄道で三沢まで。
三沢も妙におなじみの場所になりました。
青森はちょうどねぶたシーズン。宿を取るのはまず不可能で最初は諦めていたのですが、奇跡的に取れました。
(ありがとうございます)

ただ、三沢到着時間を間違えてしまい、無料送迎バスがぽっかりと無い時間帯についたので、タクシーで記念館まで。
ちょっと痛い出費だったけど、三沢駅のタクシー乗り場ですぐタクシーが拾えたので助かりました。

寺山修司記念館では企画展「手紙魔 寺山修司」をやってました。私信系のほか、公演の写真?案内?を同封したお手紙とか、絵葉書とかありました。
寺山修司の手紙の展示は何度か拝見したことがありますが、そういう系統はあまり拝見した記憶がなかったので面白かったです。
あと『市街劇ノック』の総合台本の展示もありました。そういえば『ノック』の演目にも手紙を使ったものがあったんでしたか。
それから手紙つながりということで寺山が詩人の谷川俊太郎と行っていたビデオでの文通、『ビデオレター』の上映がありました。これは映像作家の「かわなかのぶひろ」先生が萩原朔美さんと行っていた8ミリ映画での文通『映像書簡』を見た寺山修司がその影響で始めたという話をかわなか先生のトークショーで伺ったことがあります。

それから常設展示も。ただ、昔の自分なら、すべての展示を熱心に眺めていたでしょうが。今はざっと眺めるだけでした。そういうのも「老いる」って事なのかなぁと。

外からは稽古をする声や音が色々聞こえてきます。

ややあって開演。
会場は記念館の屋外ステージでした。
少し前のにわか雨が降ったそうですが、開園時には上がってました。
よかったです。

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2023/07/07

万有公演『アダムとイブ、私の犯罪学』

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下北沢のザ・スズナリさんで演劇実験室◉万有引力第75回本公演『〜もう一つの天地を創造する日のための一幕劇〜アダムとイブ、私の犯罪学』を観に行ってきました。

ザ・スズナリさんも万有引力公演ですっかりおなじみの場所になりました。アパートの2階を改造した場所だそうですが、建物の外観からはあそこに劇場が収まってるとはとても思えません、劇場の中は異空間になってるんじゃないかしらと思ってます。
今回も指定席制でした。今までの万有さんの開場前にお客さんを並ばせ、開場で一気に客入れ、席は自由、というのも楽しかったのですが。こちらもトシをとり、足元が少々おぼつかなくなってくるとこちらの方がいいかなと思うようになりました。ほんとトシです。

入場。今回の大道具も前回の草迷宮と同じような木製の無地の低い台をいくつか配置したレイアウトになってました。草迷宮だとその台の間が川に見立てられたりしてましたが、今回はそういう趣向はないみたい。あと前後左右に4つのはしご、上手のに奥に出入口。その横に奥に向かう2列の電柱と雲と空の書割りがありましたが、ちょっと不思議な存在感。投影か光らせてるんでしょうか。いくつか配置された台の上に真っ赤なリンゴ。
万有さんは開演前から舞台上を俳優さんが蠢いていることも多いのですが、今回はなかったかな?(気が付かなかっただけかもしれない。老眼的に)

ややあって開演。

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2023/05/25

2023年の寺山修司忌



私は寺山修司のファンなのですが。
5月4日は寺山修司の御命日です。

なので、ここ20年ちょっと、毎年5月4日は高雄霊園にある寺山修司のお墓にお参りしています。
正直に告白しますが、新型コロナで外出自粛要請の出ていた2020年もこそっとお参りに行きました。まぁ、ほとんど毎年自分ひとりで墓参に向かうので、うつしたりうつされたりはあまりないと思ってなのですが。
寺山修司が亡くなられたのは1983年ですから、今年で没後40年になります。
今回は没後40年の節目の年、かな。

寺山修司の御命日はよいお天気の日が多いのですが、今年も良いお天気でした。
Tシャツ1枚でいいくらい。

今回、とても残念な事がありました。高雄霊園併設の安下処(食堂)が3月いっぱいで閉店してました。がーん。
毎年ではありませんでしたが、お墓参りのあとに安下処でご飯を食べるのは楽しみでした。
そして何よりも、関係者のみなさんがお墓参りのあと、休憩所で歓談しながら安下処から取り寄せたビールをお飲みになりながら歓談なさっていた様子を思い出します。もうそれもなくなるのかなと。
ただ、その新型コロナの外出自粛要請が出た2020年からそうやってお集まりになる皆さんの姿も見かけなくなってしまったのですが。

墓参を始めたころは高尾駅からの無料送迎バスが1時間に2本出てました。その送迎マイクロバスも数年前にワンボックスカーになり。去年からはそれもなくなり、霊園の事務所にタクシーを呼べる電話が設置されました。まぁ、緑に囲まれた谷あいを歩いて霊園に向かうのも楽しいものですが。

久しぶりに緑の中を歩き、お墓参りを済ませました。

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2022/12/04

テアトリアンナイト第三夜

12月2日の金曜日は坐・高円寺さんで『◉AsianCrack&演劇実験室◉万有引...

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2022/11/22

昭和精吾事務所公演『仮面劇・犬神』

2022年11月13日、ザムザ阿佐ヶ谷で昭和精吾事務所公演『仮面劇・犬神』を観てきました。
楽日の最終回になります。

昭和精吾さんは寺山修司の演劇実験室◉天井棧敷の元俳優でいらした方。当時の思い出や寺山の詩や短歌の朗読、そしてお芝居の一節などのトークショーを拝見してきました。とても面白かったのだけど。昭和さんは7年前に急逝されてしまいました。そして昭和精吾事務所は「こもだまり」さんやイッキさんたちが後を継いで公演を行ってきていらっしゃいます。
その昭和さんのトークショーで、『犬神』の一節らしきものをなさる時がありました。仮面をつけたとたん、まるで何かが憑依したように、まとっている空気さえ変わってしまう昭和さんの姿、息を飲みました。昭和さんの『犬神』、いつか見てみたいなぁと思いました。しかし前述のように昭和さんは急逝されてしまって。
『犬神』は6年前に演劇実験室◉万有引力の公演として拝見しました。後述する私的な理由もあり、ぐさりとくる内容でした。

そして昭和精吾事務所さんが今回は『仮面劇・犬神』をかけるというのでいそいそと見に行った次第です。

場所は阿佐ヶ谷のザムザ阿佐ヶ谷。万有引力さんの公演でも、昭和さんの公演でも、おなじみの場所。昭和さんの生前最後の公演もここで拝見しました。思い出の場所。客入れのとき、すでに俳優さんたちが蠢いているのも万有引力さんでもおなじみのスタイル。

「犬神憑き」と後ろ指差され、村から孤立している一家。父も母もいなくなり、姑とふたりきりで暮らす少年の物語。
ストーリーがずんずん進んでいくというより、その暮らしの点描といった趣です。犬神憑きと後ろ指差され、村人からなにくれと差別されている少年と姑の姿の点描、孤独な少年。村人に対する対抗心で自分を支える姑。

寺山修司はそのキャリアの初期にラジオドラマを書いていたそうですが。その作品群に『犬神の女』という作品があるそうです。どういうお話か分からないので『犬神』との関係性もよく分からないのですが。でも、『犬神』的なものは寺山修司のその初期からあったのかもしれないとは思っています。
犬神の主人公の姿は、父親を戦病死で失い、母親は三沢の米軍基地で働き、孤独だった寺山修司自身の姿を映してるのではと(こういう寺山修司論ももうクリシェでしょうが)。

 

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2022/09/15

JCOMネット導入記

実は今までずっとインターネット接続はADSLを使っていました。ADSLならひとり暮らしでネットで動画とか見るのも特に不自由はないし、乗り換えるのもめんどくさいと思ってました。
ちょっと不便に感じる時はSteamで数十ギガクラスのゲームをダウンロードする時ぐらいかな?それも出勤前にダウンロードをセットしといて、帰ってきたらダウンロード終了して遊べるって感じだったし。

ただ、ADSLも2023年1月に終了。だからそろそろ乗り換えなきゃなと思っていました。
いちばんの選択肢はもちろん光回線なんですが。私の住んでるアパートでは引き込み工事が必要です。そのうちアパート全体で光回線を導入するんじゃないかという期待もあったのですが、この期に及んでそれもないとすれば導入の予定はないんだなと。
アパートを管理している不動産会社に光回線の工事をしていいかと尋ねたら、あまり色よい返事はなく。J:COMのサービスが入っているので、できたらそっちにしてくれという話でした。

私の住んでるアパートにはJ:COMさんのテレビ共同受信システムが入ってます。地上波は無料で使えますが、J:COMのケーブルテレビ番組やBS等の受信をしたければ入会してお金を払ってねっていうシステム。そしてそのケーブルテレビ回線を使ってインターネット接続サービスもやっているとか。
まぁ無理に光回線入れることもないか……、と思って、J:COMさんのインターネット接続サービス、J:COM.NETを利用してみることにしました。

J:COM.NETはオンラインで申し込みももできるようですが、私は窓口での申し込みにしました。
というのも、オンラインキャンペーンでは無償の設置工事サービスがつくようで。そのためには部屋を片付けなくてはならないし、それが逆にめんどくさいかなと。ADSLの設置は自力でできたので、そのくらいの難易度なら自分でもできると思いましたし。

とりあえず窓口で伺ってみて、機材だけ送って設置は自力もアリという話で、それで申し込んでみました。オンライン申込すると半年くらい割引サービスもあるようですが。ただ、もし本格導入するなら年単位での使用になりますし、その間の半年くらいの割引はそう大きな影響はないし。

J:COM.NETの接続サービスは1Gコースと320Mコースがあるようですが、私の安アパートは320Mコースのみのサポートでした。一人暮らしだし、それだけあればじゅうぶんです。

窓口で申し込むと今のところは加入するつもりのないサービスをいろいろ勧められて困ったりしないかなと思っていたのですが。そういう事はなく、このネット接続サービスだけ手続きを淡々と進めて頂きました。よかったです。私の場合は接続機材は申し込んでから3日で届けられるできるというお話でしたが、私のお休みの都合で4日になりました。

私の場合は、機材はヤマト運輸で来ました。なので、ヤマト運輸さん提供のお届け時間変更サービス等も使えると思います。

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2022/08/01

万有公演『八月の紫陽花』と三沢小旅行

7月31日に三沢の寺山修司記念館で行われた演劇実験室◉万有引力さんのエクスペリメンタル叙事詩劇『八月の紫陽花』を観てきました。
東京を離れての万有引力公演はさすがになかなか行けないのですが、なんか気の迷い的に行ってみました。

東北新幹線で八戸まで、青い森鉄道に乗り換えて三沢へ。5年前の三沢での万有引力さんの市街劇では行き帰りは夜行バスだったので、東北新幹線ははじめてです。東海道新幹線は帰省でお馴染みですが。青い森鉄道は寺山修司のドキュメンタリー映画『あしたはどっちだ、寺山修司』の冒頭、森の間を抜けていく青い森鉄道の姿が印象的で、こんかい乗れてうれしかったです。

そして無料の周回バスで寺山修司記念館へ。その5年前の三沢での市街劇では記念館にお伺いする余裕がなかったので、今世紀初頭に行った「三上寛と行くテラヤマバスツアー」以来20年ぶりぐらいになります。

寺山修司記念館では特集展として『寺山修司とラジオドラマ』というのをやっていました。寺山修司初期の仕事になるのかな。スタッフさんによる解説もあったようです。あたしは遊歩道でへばっていたので最後の方しか聞けなかったのですが、寺山修司のラジオドラマについてはまだ全容が分かっていないのではないかというお話でした。来年は没後40年になろうという寺山修司ですが、まだまだわかってない部分も多そうです。

『犬神の女』というラジオドラマの台本が展示されていました。『犬神』の原型になった作品かしら。私は万有引力の舞台で拝見したことがあるのだけど、印象深い作品です。
犬神憑きと後ろ指をさされてきた主人公の少年。それでも彼はお嫁さんを貰って幸せな家庭を築こうとするのですが。ただ、不幸に「居ついて」しまった彼はその幸福への入り口を前にしてパニックを起こし、思わずお嫁さんを殺してしまいます。スキさえあれば「不幸」に居つこうとする私としても、考えさせられる展開だったのですが。

この展開はお芝居のラスト、語りだけで語られます。舞台とかドラマとかだったらクライマックスシーンだろうし、山場として描かれると思うのですが。ナレーションだけでさらっと流されるのが作劇術的に不思議でした。でも、原形がラジオドラマなら、作劇術的にそういう展開も自然なのかなぁと思いました。ビジュアルがない、言葉だけで展開する作品なら。

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「『八月の紫陽花』ってどういう含意があるんだろ?」と思っていたのですが、現地についてびっくり、青森って7月の終わりでも紫陽花がきれいに咲いてます。そのまんまでした。

ややあって公演が始まりました。公演は記念館の遊歩道の奥にある寺山の歌碑から始まり、記念館の中に移動していきました。場所を変えながら。
この寺山修司の歌碑、寺山修司記念館と一緒に作られたと思っていましたが、どうやらこの歌碑のほうが記念館に先んじて作られたそうです。館内でこの歌碑建立に関するドキュメンタリーが上映されていました。寺山修司の同級生たちが建立した歌碑だそうです。その人たちは寺山修司を「いじめて」もいたそうですが、その記憶も含めて歌碑を建立したそうです。
私も万が一エラくなって世にその名が広まるようになったら、私をいじめていた同級生たちも私の記念碑を立てるのでしょうか。ふとそう思いました。いやもう記念碑が建てられるほど偉くなる可能性はありませんが。

最後は野外ステージでした。
ショートコーナー集という趣向だったかな。ラストの野外ステージの元ネタは『さらば方舟』(あるいは『百年の孤独』かも)でした。九州弁の私の地元の言葉がちょっと出てきてドキッとしました。ラストはかがり火も炊かれ、その匂いも良かったです。

送迎バスで三沢駅に戻り、そこからタクシーで三沢市街のホテルへ。今回は一泊しました。その送迎バスを使うと東京からなんとか新幹線で日帰りができるようでしたが。

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2022/07/31

映画『RE:cycle of the PENGUINDRUM』

映画館で劇場版『輪るピングドラム』劇場版、『RE:cycle of the PENGUINDRUM』後編を観てきました。
これで前後編観たことになります。感想を書いてみたいと思います。
もちろん私は作品論を書いたり謎解きを考察したりするだけの技量はないので、極私的感想になると思います。
あと、書いてるうちにネタバレしちゃうかもしれません、お気をつけて。(といってもTV版とそんなに違う内容ではなかったと思いますが)

私が幾原監督作品に出会ったきっかけも寺山修司なのですが。

私は寺山修司ファンなのですが。寺山修司の劇団・演劇実験室⦿天井棧敷を寺山没後、その衣鉢を継いでJ・A・シーザーさんが始めた劇団・演劇実験室◉万有引力さんの公演にも時々行ってます。

で、公演に通っているうちに、『少女革命ウテナ』という作品をきっかけに万有引力を見に行くようになった方がどうも多いらしいと知って、ちょっと調べてみたのですが。『少女革命ウテナ』の音楽をシーザーさんが手掛けられていて、万有引力のみなさんも歌に参加されてるらしいと知りました。それで、『少女革命ウテナ』を見たいなと思うようになって。

そのころ、あるアニメのネット配信サービスが始まって、そのサービスでウテナがあるのを知り、見てみました(見たのはTV版の方だけで劇場版は未見なのですが)。感想としては「よくわからないけどおもろかった」でした。ロジックとか謎解きとかはよくわからないのですが、面白かったです。あのシュールな画作りとか。
あと、寺山修司ファンとしては「世界の果て」というキーワードが面白かったです。寺山修司が亡くなる直前に書いた『懐かしのわが家』」という詩に

「子供の頃、ぼくは
汽車の口真似が上手かった
ぼくは
世界の涯てが自分自身のなかにしかないことを
知っていたのだ」

という一節があって、その影響かなと思いました。

それから幾原監督作品はこの『輪るピングドラム』の他、『ユリ熊嵐』『さらざんまい』と見てきています。『輪るピングドラム』からは新作として見ています。ピングドラムは新作として初めて見た幾原監督作品なので思い入れも深かったです。

そしてその『輪るピングドラム』10周年ということで、劇場版が作られたそうです。
ピングドラムのおはなしももうほとんど憶えてないのですが…

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