2017/12/18

2017年の偏陸展と人形展

土曜日は銀座へ。巷房2さんでやってる森崎(寺山)偏陸さんの個展、偏陸展へ行ってきました。

偏陸さんは寺山修司の右腕でいらした方。そして、寺山没後、寺山の母親、はつの願いにより、寺山修司元夫人で、離婚後も寺山の劇団、演劇実験室◎天井棧敷の制作をおつとめになった九條今日子(映子)さんと共に寺山家の戸籍に入り、寺山修司の弟となられた方です。

偏陸さんの個展はここ数年、今時分、巷房さんで開かれています。巷房さん、銀座の古ビルとして有名な奥野ビルにあるギャラリーです。上の階にも巷房さんはあるのですが、そちらで偏陸展があったこともあるのですが、ここ2・3年ばかりは地下の巷房2さんが会場になってます。

今回も偏陸さんのお味噌と写真の展示。私も行った8月の三沢の市街劇の写真もあって、嬉しかったです。
お味噌には小豆が原料のもあって、小豆でお味噌が作れるんだぁってちょっとびっくりしました。

お味噌というと、普通の原料は米とか麦とか大豆なのかな。あまり詳しくないけど。偏陸さんのお味噌はヒヨコ豆やピーナツを原料にしたのもあります。そういうのは他ではないのかなぁ。お味噌ってのはいろんな穀類や豆類で作れるのかなぁと思いました。

今回、偏陸さんのグッズがあって手が届くお値段だったので購入。偏陸さんのを持って帰る日が来るとは思いもよりませんでした。

偏陸さんは今年の年末も吉祥寺の「4ひきのねこ」さんで手作りのお正月飾りを販売するそうです。気軽に買えるお値段のからあります。おススメです。

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2017/12/09

堀井憲一郎『愛と狂瀾のメリークリスマス』

『愛と狂瀾のメリークリスマス なぜ異教徒の祭典が日本化したのか』(堀井憲一郎:著 講談社現代新書 Kindle版)読了。戦国時代のキリスト教伝来から今日までの日本でのクリスマスの扱われ方を「あるユニークな視点」から資料を駆使して概観した本です。

堀井憲一郎さんの著作は何冊か読んでいます。そして『若者殺しの時代』がとても印象深かったです。本田透さんのいう「恋愛セックス資本主義」の勃興、80年代あたりからの『恋愛』をコアにした消費市場が立ち上がり、若者を取り込んでいった歴史を解き明かした書物でした。

その『若者殺しの時代』にクリスマスの話もあって、どうやってクリスマスが恋人同士のカネを使うイベントとして成立していったかという話も載っていて。とても面白かったです。
だから堀井憲一郎さんが日本におけるクリスマスの歴史をお書きになった本書もとても面白いだろうなと思って、買ってみました。

本書の章立ては以下のようになってます。

序 火あぶりにされたサンタクロース
 1章 なぜ12月25日になったのか
 2章 戦国日本のまじめなクリスマス
 3章 隠れた人と流された人の江戸クリスマス
 4章 明治新政府はキリスト教を許さない
 5章 “他者の物珍しい祭り”だった明治前期
 6章 クリスマス馬鹿騒ぎは1906年から始まった
 7章 どんどん華やかになっていく大正年間
 8章 クリスマスイブを踊り抜く昭和初期
 9章 戦時下の日本人はクリスマスをどう過ごしたか
10章 敗戦国日本は狂瀾する
11章 戦前の騒ぎを語らぬふしぎ
12章 高度成長期の男たちは、家に帰っていった
13章 1970年代、鎮まる男、跳ねる女
14章 恋する男は「ロマンチック」を強いられる
15章 ロマンチック戦線から離脱する若者たち
終章 日本とキリスト教はそれぞれを侵さない
あとがき
参考文献

となっています。

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2017/12/03

映画『あしたはどっちだ 寺山修司』

渋谷のシアター・イメージフォーラムさんで映画『あしたはどっちだ 寺山修司』を観てきました。寺山修司に関してのドキュメンタリー映画です。
簡単に感想など。あと、ネタバレ注意です。

映画は冒頭、列車で三沢に向かう女の子のナレーションで始まります。小雨模様のもやった三沢の風景。緑の風景。この夏に私が行った市街劇『田園に死す』でも、朝はもやった三沢だったので、その思い出がよみがえってきます。昔のある雑誌の記事がきっかけで寺山修司に興味を持ち、三沢に向かう少女。

そして、市街劇『ノック』の話。岡本和樹さんの天井棧敷の人々のあの頃と今を語るドキュメンタリー、『世界の涯て』も『ノック』が軸でした。『ノック』は寺山修司の活動歴のキーストーンなのかなぁと。
イメージフォーラムの大将、かわなかのぶひろ先生の撮影した当時の映像もたくさん使われていました。私はその映像をモチーフにしたかわなか先生の映像作品『市街劇ノック』も拝見しています。

『ノック』にまつわる様々な場所をめぐり、関係者へのインタビュー。
そしてロケーションは青森へ向かい。幼少期を過ごした三沢、そして少年時代を過ごした青森市。

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2017/11/24

月蝕歌劇団『盲人書簡 上海篇』

昨日は都立大学の千本桜ホールさんで月蝕歌劇団さんの公演『盲人書簡 上海篇』を観てきました。元演劇実験室◎天井棧敷の女優さんで、『15歳◎天井棧敷物語』をお書きになった高橋咲さんご出演というので。

月蝕歌劇団さん、寺山修司の側近だった高取英さんの主宰される劇団、ですね。寺山系劇団の雄として、公演もこまめに拝見したいと思っているのですが。傾きかけの会社に勤める身としてはいささか手元不如意で、なかなか行けないのですが。

今回、高取英さんのツイッターで高橋咲さんが月蝕の次回公演にご出演だとの書き込みがあって。それ最初に読んだとき、頭がぽかんとして何のことか分からなくなくて混乱して、しばらく後にその意味が分かると、「おおお!」と声が出ました。高橋咲さんの舞台が見られるなんてぜんぜん思ってもいなかったのです。

高橋咲さんの小説は『15歳◎天井棧敷物語』と『本牧ドール』を拝読しています。『15歳◎天井棧敷物語』は、文字通り高橋咲さんが天井棧敷に在籍していらしたころをモチーフに書かれた小説。あのころの天井棧敷の雰囲気を伝えてくれて、面白く拝読しました。

『本牧ドール』は咲さんがあるグループサウンズのメンバーと恋人関係になっていたころのことをモチーフにお書きになられた作品。そして未読なのですが、もう一冊、高橋咲さんの小説があるそうです。
そして、高橋咲さんのトークショーも何度か拝見したことがあります。

ほんと、その咲さんの舞台が見られるなんてまったく思っていませんでした。で、いそいそと月蝕歌劇団さんのホームページで公演を予約して、当日を楽しみにしてました。あ、あと、日曜は天井棧敷直系の演劇実験室◎万有引力公演『Q』も行きましたから、11月下旬は思わぬ寺山修司ダブルになりました。『Q』は場所が渋谷時代の天井棧敷館があった場所の近辺でしたし、渋谷時代の天井棧敷を舞台にした小説をお書きになった高橋咲さんご出演のお芝居ですし、面白い取り合わせにになったなと。

都立大学駅へ。都立大学駅というとライブハウスのAPIA40さんで、ライブを観に行くのに何度か利用したことがあります。
千本桜ホールはその反対側を少し行ったところにある劇場でした。デブ的に小劇場で心配なのは、「デブに優しいか?」って事です。たとえば私が状況劇場はあまり見てないのは、あのテント芝居がデブにはきついからって事があります。テントで縮こまってお芝居を見ていると、30分もすると体のあちこちが痛くなってきて、お芝居どころじゃなくなりますもの。某小劇場であった寺山修司のお芝居も、しばらくして体が痛くなってお芝居どころじゃなかったですし。

入場待ち。どうやらここの近くにもライブハウスがあるらしく、エレキギターの音が響いています。ややあって客入れ。千本桜ホールさんは椅子席でした。ひと安心。

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2017/11/20

万有公演『Q』

昨日は演劇実験室◎万有引力さんの第65回本公演『Q』を渋谷の某所で見てきました。
千秋楽になります。

演劇実験室◎万有引力さんは寺山修司率いる演劇実験室◎天井棧敷を寺山没後、劇団員だったJ・A・シーザーさんがその衣鉢を継いで設立した劇団です。

今回の公演、万有引力さんのウェブサイトの告知でも会場は「渋谷周辺某所」としか告知されず、なんともミステリアスな公演でした。チケットもあっという間に売り切れたそうです。たぶん、キャパの少ない場所での公演なんだろうなと察せられました。ライブハウスかギャラリーみたいな場所での公演かなぁと思いました。

それと同時に万有引力公式サイトに『Q』特設ページができ、9のつく日に「『Q』に関する劇上演のためのト書き」と称する文章が連載されました。それを見て公演場所や内容をあーでもないこーでもないと推察するのも面白かったです。
渋谷時代の天井棧敷館のおはなしが出て。どうも会場はその近辺、並木橋あたりの場所らしいと。当時のシーザーさんの写真が撮られてるのが神社みたいな場所だから、天井棧敷館近くの金王八幡宮さんかなぁと。ここは後述しますが、天井棧敷とも因縁の場所なのですが。

そしてそのうち公演場所も明かされるかなぁ…と思っていたのですが。最後まで公演場所は明かされず。近日届く書状にてと案内が出ました。
さて、数日して書状が届きました。しかしそれにも具体的な場所は書かれていなくて。QRコードが印刷されていて、公演初日にそれで行けるリンク先に集合場所が書かれていると。

今回、スマートフォンがあるといいというお話で。で、寺山修司のエッセイに出てきた「書簡演劇」みたいなことをやるのかなぁと思いました。
書簡演劇。たとえば「どこそこへ行き、だれそれに会え」みたいな書簡(スマートフォンならメールですが)が届いて、観客はそれに従い、劇を「体験」すると。そういう事をやるのかなぁと考えていたのですが。そうではなくて。
このQRコードを使った何らかの趣向があるみたいだと。そいや、QRコードってなにやら呪符みたいでもありますな。

そして公演初日、集合場所が判明し。
私が行くその当日を楽しみに待ちました。

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2017/11/06

VR戦艦大和

久しぶりのお天気の良い、しかも三連休の週末だったのですが、風邪気味で臥せっていました。で、先日Steamのバーゲンで買った『VR戦艦大和』ってゲームを遊んでみました。『VR戦艦大和』、文字通り戦艦大和をVRで見られるというゲームです。
ただ、『VR戦艦大和』はVR(ヴァーチャルリアリティ)ゴーグルを使って遊ぶものですが、VRゴーグルがなくても遊べる2DのFPSモードもあるので、それで遊んでみました。
Steam版の『VR戦艦大和』はHTCのVIVEというVRゴーグルに対応してるそうですが、AMAZONでざくっと調べた限り、正規国内版が10万円くらいです。それはちょっと買えません。持ってたらいろいろ楽しいんでしょうけど。

さて、どういうシステムになってるのかなぁと思いました。3Dモデルの大和を、自分の思うような視点から好きなように眺められるようになってるのかな。それとも違うシステムか。
『VR戦艦大和』では、「戦艦大和の見学」という設定で大和を眺めるというシステムになっていました。これは分かりやすいなと。

艦船の見学はいくつか経験があります。「船の科学館」の宗谷や羊蹄丸(船内の青森港のディオラマがすばらしかった!)、横須賀の三笠、そして海上自衛隊やアメリカ海軍の基地祭での軍艦の見学。そういった経験があるので、そのシミュレートとしての戦艦大和の見学ってのはとっつきやすいかなと。
またいっぽう、視点を好きな場所に置いて好きなように眺められるようなシステムよりは視点は限られてきてしまうのですが。

贅沢を言えば両モードあればよかったかなと。

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2017/10/20

PC電源、Corsair RM650xを買いました

ここんとこ、PCが不安定になって、録画とかも失敗することが起きるようになりました。
症状としてはスリープモードの不良。入る時に起きるのか復帰の時に起きるのか、よくは判らないのだけど。PowerLEDがついた状態でPC自体はフリーズしてる状態になってしまいます。で、電源のマスタースイッチを切って電源を落として、しばらく放置してからでないと再起動できません。

たぶん電源かマザーボードが原因と思うのですが。去年替えたマザーボードより、長いこと使ってる電源の故障のほうが可能性高いかなと思って、電源を交換してみることにしました。
ここらへん、原因箇所の特定ができるスキルもツール類も持たずに自作パソコンやってる者としては、きわめて危うい部分でもあるのですが。下手したら余計なお金ががんがん出て行くし。
電源は自作PCとしてはもっとも地味なパーツですな。交換したからといってパフォーマンスが上がるわけでもないし。でも調子が悪いととても困るパーツでもあり。

どこの電源にしようかなとちょっと悩んだのですが。今まで使ってた電源がCorsairのCMPSU-650TXJPという電源で、このブログをひもとくと8年使ってて、今まででいちばん長く使えた品物だから、またCorsairにしようかなと。ま、もちろん、金欠が悪化してて気楽にPCパーツも買えないって事情もあって8年使ったわけでもありますが…。

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2017/10/15

『超スーファミ』

『超スーファミ』(多根清史・阿部広樹・箭本 進一:著 太田出版:刊)
読了。『超クソゲー』シリーズ最新刊で、任天堂スーパーファミコンのゲームを紹介した本です。

あの、「超クソゲー」シリーズ共通のスタイル。版型は新書サイズ変形くらい、紙質の工夫もあるのでしょうが、分厚いです。
記事フォーマットは1作1本スタイルで、見出しにゲームタイトル、ジャンル、メーカー、発売日、定価、そして簡単なリード文があって。1記事は数ページ。3段組み。それから途中にレイアウトを変えたコラム記事が挟み込まれてます。超クソゲーシリーズ共通。

ゲームはリリースされた日付順に並んでいます。1990年11月21日にスーパーファミコン本体と同時にリリースされた『スーパーマリオワールド』から、2000年12月1日発売のスーパーファミコン最後のゲーム・『メタルスレイダー グローリー』まで。八十数本のゲームが紹介されています。

ゲーム紹介以外のコラムとしては、「ゲーム和尚・いたのくまんぼうロングインタビュー」「ゲーム機が綴る物語 現在に息づくスーファミの系譜」「スーファミハンター、浅草へ行く!featuringゲームセンターCX夏祭りin花やしき」。あと、「まえがき」、お三方による「あとがき」です。

さて、簡単な感想ですが。

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2017/10/03

HUAWEI MediaPad M3 8.4インチを買ってみました

私、タブレットは一昨年買ったNEXUS7(2013)を使っていました。GoogleがプロデュースしたAndoroidのリファレンスモデルのような品です。7インチということで、タブレットとしては最小クラスでありますが。

楽しく便利に使っていたのですが…。最近、センサーの不調かタテヨコの向きが認識されない、Mapで方位が認識されないって現象がよく起きてきました。そして、液晶にとてもかすかにですが、しみができてきたのが(何かにぶつけたのかなぁ…)気になってました。

あとそれと老眼が進行してきて、7インチタブレットではちょっと苦しくなってきました。たとえばKindleで漫画を読む際、いちいち拡大しなくても読めるようにできないかなと考えるようになりました。で、大きいタブレットに買い換えようかなと。

ざっくりと調べてみて。8インチクラスにしようか10インチクラスにしようか悩んだのですが。
8インチだと7インチのNEXUS7よりちょっと大きいだけで、あまり変わらないように思えるし。10インチだと老眼でも楽だと思いますが、でも、携行性がどうなるかなぁと。悩みました。

で、見つけたのがHUAWEIのMediaPad M3 8.4というモデルです。8.4インチタブレット。
だいたいこのクラスのタブレットは解像度が1920*1200というのが多いようですが、これは2560*1600という高い解像度。その分画面がきめ細かくなって、小さめの画面でも見やすいかなぁと思いました。

で、こいつを買おうかなと。

価格は価格比較サイトを見ると3万円弱ぐらいが相場みたいです。いろいろ見て回ってちょっと頭がややこしくなってきたので、底値じゃないけど勝手知ったるAmazonでいいやと。あと液晶保護フィルムと64GのmicroSDとカバー。トータルで3万円台前半になりました。

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2017/10/02

昭和精吾事務所『われに五月を 第二章』

9月30日の土曜日は渋谷のサラヴァ東京で昭和精吾事務所公演『われに五月を 第二章 -血系譜-』を観てきました。

昭和精吾さんは演劇実験室◎天井棧敷に在籍していらした方です。あの伝説の「力石徹の葬儀」で弔辞をお読みになった方というのがいちばんわかりやすい説明かしら。
そして寺山修司没後は寺山修司の語り部、天井棧敷の語り部として、当時の思い出話、天井棧敷のお芝居の一節、寺山修司の短歌の朗読など、トークショー公演を精力的になさった方です。痩身のとてもかっちょいい方でした。

おととしの夏の終わり、昭和さんは急逝されてしまったのですが。昭和精吾事務所のこもだまりさん、イッキさんが中心になって、公演活動はお続けになっています。今回もその公演にお伺いしてきました。

ちょうアウェーの渋谷、人ごみを掻き分けサラヴァ東京さんへ。サラヴァ東京さんは渋谷の東急脇にあります。以前、一度だけ、日比谷カタンさんのライブで行った事があります。小奇麗で広めのライブハウスです。

手前の真ん中に昭和さんの写真が飾られ、舞台奥に四角く囲って生成りの布で囲まれた小スペース。そういう道具立てでした。

ややあって開演。

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